6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

監督 : リチャード・リンクレイター 
出演 : パトリシア・アークエット  イーサン・ホーク  エラー・コルトレーン  ローレライ・リンクレイター 
  • NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
3.64
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本棚登録 : 540
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102315665

感想・レビュー・書評

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  • 2020.7.31
    Amazon prime

    1人の役者で6歳から青年になる大学入学までの撮った作品。

    費やされた年月が唯一無二ですごい。

    ドラマチックな盛り上がりやドキドキハラハラするようなシーンはないが、だからこそ現実味があり、成長するシーンの切り替わりもはやいためか、2時間46分と長めだけど気付いたら観終わってた。

    しょっぱなTVでドラゴンボールが流れてるのがクスッとした。

  • ステイホームで、これまで観たかったけど観れなかった不朽の名作を観てみようシリーズ!

    以前聞いていた、声優の内山昂輝くん(洋画好きで海外サッカー好き)のラジオ番組で紹介されていて、興味を持った。
    このシリーズでは比較的新しい作品。2014年公開。
    けれど、この作品の制作年数は膨大で、主人公であるメイソンが6歳から18歳になるまで、つまり12年間を費やしている。
    映画監督が12年間を費やして制作した作品。その12年間、主役が変わらない。つまり、一人の少年が子どもから大人になるまで、役者を変えずに、12年間撮影を続けたということだ。その画期的なアイデアと意欲に、いつか見たいと思っていた。意外と「いつか」はすぐにやってきた。
    大人に振り回され、悩みながらも自立していく、少年の物語。

    メイソンが6歳の頃からスタート。姉と母との3人暮らし。(ちなみに姉は監督の実娘が演じている。)
    父親は?と思って観ていると、父親とはすでに離婚。しかし父親とは面会を継続。子どもたちは週末や長期休みになると、一緒にキャンプへ行ったりして、父親と時を過ごす。この父親、いい人なんだけど、ちょっと適当。でもそのちょっと適当な言葉が的を得ていることもあって、たまに、誰も教えてくれない、人生で大切なことを教えてくれたりもするから不思議だ。一緒に生活しているわけではない、というのが距離感としてちょうどいいのかもしれない。
    メイソンの日常は、平穏ではない。若いなりに頑張っている母親。それでもやはり、一人で子ども二人を育てるということの大変さ。その大変さが、繰り返される転居や、母の再婚相手に垣間見える。大人の選択は、子どもがそこで築いた人間関係を壊すことがある。時に、何の前触れもなく。子どもを守るためであったとしても、それは到底納得できるものではない。どんどん形を変える家族。子どもは、それに振り回されるしかない。それでも、家族の形を変えても変わらなかったのは、父親だったのかもしれない。

    印象に残ったシーンは、最初の引っ越しで手を振った幼馴染との別れのシーン、新しい家族を持った父親の実家へ行ったときの、メイソンと姉のけだるげな様子。
    一番心に刺さったのは、メイソンが巣立つ時の、母親の言葉。

    そのシーン時点で何歳なのかっていう説明はほしかったなと思う。メイソンは結構思い悩む少年で、でも人前では時折イキってるので何を考えているのか分からないところもある。けれど、その何を考えてるのかわからない危うさが、親から見た時の、真の子どもの姿なんだろう。演じている彼自身も、実際にその年齢であるというのが、なんともリアルだ。

    12年間、彼らを演じてきた皆さんはどう思ったんだろう。本当の家族のような気持になったりもしたんだろうか。

    流れてくる曲が全部かっこよかった。バンド好きは流れてくる曲を聴くだけでも、価値がある!
    サントラが絶対聴きたくなる!!

  • 『ビフォア・サンライズ』シリーズで数年おきに続編を作っているときに思いついたんだろうな、というアイデア一発勝負みたいな作品ですが登場人物たちがみんな無事に成長して出演を続けてくれたことが素晴らしいですね。

  • 多分見てる

  • 長かった。アメリカで(に限らないかもしれないけど)普通に結婚生活を維持して、子どもをまともに育てるのは大変なんだなあと思った。 

  • 途中まで観た記憶があったけど母親が二度目の離婚をするあたりから覚えていなかった。
    ともかく母は強い。周りに壁を作るのはなぜ? と姉に言われる主人公が大学に入るまで。しかし合同入学ガイダンスは行かないというエンドで不安でした。大学に入るのが少年期の終わりというわけでもないと思うが、向こうだと成人だからまあそうなのか?
    母ちゃんを大事にしてくれよ、という想いしか残らなかったな。あと二番目のアル中暴力夫の元に残された子供達がどうなったのか、もやもやしてしまう。

  • 6歳のメイソン可愛い!ドラマチックな事は起きないが、環境の変化や人生のイベントは誰でもある。12年間は長いようで過ぎ去ればあっという間。

  • 主人公たちの会話がとてもリアル。作られてない自然さが心地よい。前触れもなく突然終わりに結びつく最後が、鑑賞者の心を救ってくれる。汚い世界は、でも美しいのだと。

    (20190530)

  • * 3年ずつ12年間、小さい頃から見てたからこそ出る懐かしさは正にアメリカ版北の国から。
    * Beforeシリーズと同じ監督ということで、さすがの作品。撮影手法が逸脱だけどそこだけが尖った自己満のものではなく、ちゃんとストーリーとしても面白いからいい。
    * (そういう意味で北の国からの蛍みたいに)メイソンは子供の頃は天使みたいにかわいかったのに、どんどん男くさくなってっちゃう…という。
    * お母さんはたくましいけど、男運なさすぎだし、自分のことでいっぱいいっぱいだし、時々嫌になってしまった。とはいえ結局一番ズシンとくるのはラスト近くの「もっと長いと思ってた」と号泣するシーン。
    * 「思春期ってそういうもの」みたいな感じで特に結末まで触れられることはないが、散々大人に振り回せれ、半分世界への諦めのような、メイソンの愛想笑いがなんだか悲しくなる。

  • 親戚のおばちゃんみたいな、あたたかい気持ちになっちゃったな。

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