復活の日 (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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感想・レビュー・書評

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  • 初読み小松左京、日本沈没のイメージが強くて大したことないと思ってたけど(日本沈没自体読んでないのにすいません…)、凄かった。知識も文章力も超一流、米ソ冷戦と核戦争がどーしても古臭いネタで後半そのあたり乗り切れなかったけど、端々に散りばめられた知識人っぷりに脱帽。日本沈没含めて他の本も読んでみたい。

  • 内容のスリリングさは言うまでもなく、作品の背後に流れる意志に改めて心打たれた。作者は極限状態を想定することで、一種の思考実験として、国境・文化の差によるコンフリクトを打破する方法を考えている。大きな仮想敵が現れない限り、争乱は絶えないのだろうか。

  • 人類を滅ぼすのは人類である、というカタストロフィな小説。昔の本だからやや読みづらい感じもしたけど、後半は楽しく読めた。

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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