RAW現像の教科書 [Kindle]

著者 :
  • 秀和システム
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感想・レビュー・書評

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  • 悪くはなかった。
    現像する前の写真によるものなので、一概に言うのが難しい分野を多くの実例を挙げて、著者の頭の中での検討を時事系列で解説してくれている。
    重複も生じてしまうので、若干回りくどいが、理解しやすい良著だと思う。

    モノクロはほとんど撮らないが、モノクロ化についての章が良かった。
    方法は3通り。
    1.色別にモノクロ化
    隣り合った色同士がなめらかなカーブで繫がるようにしないと、階調やコントラストの破綻が起きる場合がある。巧くできた場合は、2の方法よりよく、立体感が出る仕上がりになったりする。

    2.彩度を0にする
    画質の劣化が少なく、濃淡の連続性を保てる。

    3.プリセット
    画質劣化が少ない

    具体的な作業手順としては、
    1彩度を下げる
    2.シャドウとハイライトの補正
     ヒストグラムがそれぞれ、両端の端に接するようにする
    3.トーンカーブでハイライトを押さえる
     トーンカーブの右上を下げる。この際、グラフの直線性を保つこと。ハイライトを下げることで、白に近い明るさに階調ができる
    4.トーンカーブの調整
    3で下がった全体の露出を補うために、右上にポイントを作り、右上がり45°になるように、右半分にふんわりと上凸のカーブを作る

    ねむい写真
    1.黒を黒に補正
    ヒストグラムを使用。グラフの右上を高さはそのまま左に持ってくる
    2.白を白に補正
    ヒストグラムを使用。グラフの左下を高さはそのまま右に持ってくる。
    3.中間色のコントラストを調整
    ヒストグラムを使用

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著者プロフィール

レタッチャー、フォトグラファー、フリーライター、エディター。写真系出版物やWeb記事の制作、編集、撮影などのほか、広告写真のレタッチなどに携わっている。

「2023年 『すぐに実践できる!キヤノンDPP活用事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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