プリンセス・パイレーツ ~伯爵令嬢は蜜愛に溺れる~ (マリーローズ文庫) [Kindle]
- コスミック出版 (2013年11月1日発売)
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感想・レビュー・書評
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冒頭、"地中海"という言葉を使いながら、陸上の国名や地名は架空。といってもイタリア語由来のようだが。まぁそういうのもアリかなと読み進めたら、ルビの大盤振る舞い。カルタだのブーツだのテーブルだのバケツを現在ではすでに定着した一般名詞を1945年以前の小説な漢字でわざわざ使う。イタリア語由来じゃねーし。作者さんの個人的趣味を喉の奥に無理矢理突っ込まれた気分。気持ち悪くてリタイヤ。
あとがきを読んだら、18世紀中頃をモデルにした架空世界でスチームパンクを少々加味したとある。もう勝手にすればと思った。その上で謝辞を述べる際に読者宛に「この本を手にとってくださったそこのアナタ!」と。"そこの"あなた、だってさ。どんだけ失礼なのかわかってない点で編集者を含め救いようがない。
TL大手の竹書房、フランス書院や発行点数の多い蜜猫・蜜猫・夢中文庫、投稿サイトを抱えるノーチェブックスなどから発行されない限り(つまり、ある程度品質が確保される可能性が高い発行元)、本作の作者さんの作品に今後触れることはない。実際、作者さんの作品の発行元大半はごにょごにょだ。大手から声がかからない時点でお察し。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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