- Amazon.co.jp ・電子書籍 (359ページ)
感想・レビュー・書評
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とても地味な体育館という設定でここまで書けるのはすごい。
ありがちな「真面目なミステリー好きの高校生探偵」ではなくて、「頭脳明晰なアニメオタクの高校生」が探偵役。
探偵役は友達を救うために引き受けたのではなく、アニメキャラを購入するお金のためというユニークさが気に入った!
補助役に「どうして?」と聞かれても、「面倒だから教えない」と答えるあたりが、今までにない探偵キャラで好きになった。
次は誰が狙われるのか?というような緊迫感が全くないので、ドキドキ感が少し物足りなかったかな。
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22回鮎川哲也賞。
初読作家は『平成のクィーン』の異名もあると。
高校の体育館での殺人事件、まさにその、舞台の上で発見された刺殺死体。さらに舞台上はその時、密室状態だった。
トリックを解き明かす本格推理小説は、面白かった!
探偵役は天才でアニメオタクの裏染天馬。
アニオタネタは、ひとつもわからなかった(笑)
難は、学園もので出演者の多さ。
電子書籍だったこともあり、読む前に登場人物をメモに書き出した。そして、コメディタッチの高校生会話と心の声がちょいちょい差し込まれる。
まぁ、それを差し引いても楽しめた。
Kindle Prime Reading。 -
警察から犯人に疑われてる先輩を何とか助けたい
↓
他人に助けを求める
この出だしに流れがどうも違和感。先輩を助けたい理由が単なる「そんなことする人じゃない」という根拠のない感情。
とはいえ、それ以降のストーリーは結構楽しめたので、星3!でも同じシリーズの続きを読むかといえば、微妙かも。 -
細かいところでアリバイ崩しをする探偵
これが王道ミステリーでしょうか? -
Kindle Unlimitedで読了しました。解説が辻真先さんでした。小説よりも解説に感動してしまいました。
探偵役として登場した裏染天馬はアニメオタクで、なぜか学校に住んでいる。作中に出てくるアニメに関してはチンプンカンプン。唯一分かったのが、ある声優さんの役名くらいでしょうか。
ラノベは嫌いではありませんが、作中の登場人物にもう少し深みが欲しかったです。 -
王道な感じのミステリー小説で面白かった。
Kindleであったので読んでみましたがシリーズものみたいなので次が読みたくなりました。 -
密室トリックものは好きなので、読んでみた。
頭脳明晰なオタク人間が探偵役。
自信満々に謎を解くスタイルは、これぞ推理小説といったフォーマットに則ったもので、引き込まれていく。
探偵役とワトソン役の女の子のやりとりなど全体の雰囲気はよかった。
また、謎解きのロジック展開もすごいと感じた。
ただ、気になった点は
・アニメなどに関するセリフが理解不能。
(ちょっとはわかったが)
・メインのトリックは大体予想できたが、すごいトリックではない
・登場人物が多すぎる。
・登場人物が自分の行動した時刻を、みんな分単位で記憶しているのは無理がある。
・各登場人物のアリバイを時間軸で確認が必要だが、読んだだけでは、わからなくなるので、読み返して整理して読者への挑戦にチャレンジしたが、面倒になり途中でやめて解決編を読み進めてしまった。
読み終えてみれば、疑問点がたくさんあるのだが、昔ながらの謎解き探偵物好きには、楽しめた作品だった。 -
サクサク読める感じで好きなタイプです。ミステリーにうるさい人からするといろいろあると思います。あとから情報の追加が多いので、作者からの挑戦までは犯人は絞り込めません。あと登場人物が結構多いので、そこは少し疲れました。
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ジュブナイル化された本格古典ミステリーと言ってよい内容だと思う。
証拠集めのシーンも推理も、わかりやすく丁寧。
ロジックに全く隙がないかと言われると疑問は残るが、リーズナブルに考えれば確かにそう、というところにちゃんと落ち着いていて納得のいく読後感だった。