- Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)
感想・レビュー・書評
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いろんな観点からの話が専門的に読めて面白い。倫理の専門家の話があったらよかったのになと思った。
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不倫したいわけではないし、不倫が良いとか悪いとかを論じたいわけでもなく。ただ、抜粋記事をどこかのホームページで読んで、学者さんの考え方って実に興味深い!と感じて読んでみた本。どの学者さんの意見も面白く、あっという間に読了しました。人間だって動物なんだよね、なんて当たり前の事を実感しつつ。不倫どうこうっていうよりも、自分が今の旦那の子供を産みたいと思って結婚したことは、やっぱり本能による選択だったということかなぁと考えさせられました。
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人はなぜ不倫をするのか?をいろいろな分野の学者に聞いてみました、という本。そもそも、不倫が悪いという根拠はなく、根拠不明なことを悪いと決めつけることは宗教かファシズムなので、昨今の風潮はおかしいのだが、それを学者に聞いてみるのはそれなりに意義を感じる。
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過剰な(と私には思える)他人の家庭事情への詮索やバッシングに対するアンチテーゼたることがおそらく意識されている、そのアプローチも良い、意欲作であるしおもしろかったのだが、若干の固定観念や忖度や表現への違和感が惜しく感じた。
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自然科学系の学者が多いので、多くの子孫や優秀な遺伝子を残そうとする行動に対して否定的に書かれていないという印象。
とてもハイリスクだけど、生涯恋愛できる可能性があるという意味では夫婦関係が冷え切っている人にとって希望となる本かも。 -
様々な分野の人が「人はなぜ不倫をするのか」を解説する本。全体を通じて言えることは「人間の体と道徳観・倫理観が合っていない」ということになる。表紙に書かれている「学者が誰ひとり不倫を否定しなかった」というのはそれ故にだ。色んな分野の視点で不倫という行為を語るのはなかなか面白い。テーマの選択は良いと思う。
ただ、契約を破ることについての話がほとんど無いのがもったいない。子孫を残すという観点で考えるならば「不倫をするのは合理的」というのはいい。しかし今の人間社会は契約によって成り立っており、契約を破ること = 裏切りは悪とされている。ならば社会を運営する上で、不倫は否定すべき行為となる。不倫を否定しないと言うならば、例え反社会的行為だとしても子孫を残す事を優先すべき、と言い切って欲しい。