ブリジット・ジョーンズの日記 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • これも今や古典かな。

  • 図書館で。電子書籍では無いのだけれども、この表紙の紙の本が出てこなかったので。タイトルだけは知っていた作品。映画も有名だし(見たことはないけれども)、世界中で大ベストセラーだというし借りてみるかぁと思ったものの、自分には「世界中の女性が共感した」作品は合わなかったらしく途中で断念。

    「日記」だから文章も文体も人に見せることを想定として書かれてないという前提があるので(これはフィクション作品だけれども)、自分のために自分の言葉で書いた文章なのだから文学作品のようにはならないことはわかるのだけれども。でもちょっと子供っぽいというか、なんかこのヒロイン頭悪そうだなぁと思って斜め読みしていたら、イケメン上司ダニエル(だっけ?)との最初のデートのシーンでいきなりヒロインが怒って部屋から飛び出すシーンがあってびっくり。上司何か悪いことした?そのあとも上司からメールもカードも来ないとか言ってるけど、そりゃ来ないでしょ。最初のデートのお熱い夜に肘鉄くらわした後、謝りもしない女に何故?それとも私が読み落としたところがあったのだろうか?ウウムゥ。

    仕事もあまりしてないし、なんていうのかあまり良いと来ないなぁ…と思うものの、これが90年代の等身大アラサーOL(この言い方は死語だろうけどあえて)だったのかな。母親のように夫や子供のために自分を犠牲にしたくない・家に縛り付けられたくないという強い気持ちと、とはいえ社会に出ても埋没してしまい、かといって自己開発するほどの努力はせず、口では一端な事は言いつつも結局はステキな男性と巡り会い恋に落ち結婚エンドを願っているという。
    1995年出版とあるので、ほぼ30年たってるのか。ブリジットジョーンズに共感した世代は50~60代がメインなのかなと思うとなんとなくうなづける気が。

    あとがきを読んで、ヒロインの理想の彼氏はダーシー様とあって「うへぇ」という感じ。いや、ダーシー様は確かにかっこいい。私も高慢と偏見は好きな作品です。でもアレはあの時代のヒロインのヒーローであって、90年代の女性の理想なの?とは疑問に思いました。いや、ヒロインも等身大になったなら、ヒーロー像も等身大にしてあげようよ…。
    そういう意味では90年代の結婚願望ある職業女性に向けた「お伽話」だったのかなぁなんて思いました。まぁちゃんと読んでないんですが。映画も…結局は合わなさそうだからやめておいた方が無難かなぁ…

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著者プロフィール

1958年ウェスト・ヨークシャー州生まれ。オックスフォード大学で英文学を専攻した後、BBCで番組制作に携わる。『ブリジット・ジョーンズの日記』、続編の『ブリジット・ジョーンズの日記‐‐きれそうなわたしの12か月』はともに映画化された。他の著作に『セレブリティを追っかけろ!』『オリヴィア・ジュールズの華麗なる冒険』など。

「2016年 『ブリジット・ジョーンズの日記 恋に仕事にSNSにてんやわんやの12か月 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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