- Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)
感想・レビュー・書評
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関係者の大半が反面を被らされ、
素顔が見えない。
前代未聞の異様な状況に疑心暗鬼が渦巻く中、
名探偵・鹿谷門実が解き明かす
「奇面館の秘密」の数々。
果たして真相はどこに!?
本格ミステリの醍醐味に満ちた、
圧倒的迫力の推理&解決編。
名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くし、
読者を未曾有の驚愕へと誘う。
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今発売されている館シリーズの最後。
これは面白かった。
なんでこんな殺され方をしてるのか
なんで仮面を被らされてるのか
なんで勘違いをしてしまったのか
全て納得できた。
犯人がわかるまでの<上>はどんどん面白くなっていき、
誰が犯人なんやろうと思ってたけど、
<下>で犯人がわかっても、そのあとの動機とかも含め、
そんなことある?って思ってしまうねんけど、
それでも、そのまま面白く読めた。
館に集まり、殺人がおきて、犯人捜しへと進んでいく、
王道のミステリで、読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終えて思うことは著者があとがきで触れたとおり
ありえない設定・展開を「ありえない!」と思ってしまう分別とのたたかい、を経たけどそれなりに楽しめたので、まあいいんじゃないかなということ。
今作は本当に設定がとんでもないので構えずに気楽に読むが吉だった。 -
上巻に引き続き読了。出題編的な上巻に対して、こちらは解決編といえよう。上巻で起きた殺人とまつわる謎が解き明かされる。定番ミステリの雰囲気を求めて読んでおり、その期待通りの内容。予想通りの展開と予想を裏切る展開があり面白かった。