花とアリス殺人事件 [DVD]

監督 : 岩井俊二 
出演 : 蒼井優  鈴木杏  勝地涼  黒木華  木村多江 
  • ポニーキャニオン
3.68
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本棚登録 : 256
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013310186

感想・レビュー・書評

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  • アニメーションの作りがうまい。繊細で、こなれた技術ではなく動きひとつひとつを観察して、人物のくせを活かして動かしているように思える。派手さは無いが、個人的には奇抜さを感じる。蒼井優と鈴木杏の演技(声優)もよい。淡々と、でもよくあるアニメとは違う在り方で魅力があった。終始割と淡々としているが、コミカルさが光っていて結構笑いました。Anaphylaxie爆笑。

  • * 実写の方はかなり前に見てたけどすごくよかった。実写版もう一回見たくなった。
    * 鉄コン筋クリートの時も思ったけど蒼井優やっぱり声優向いてると思う。いじめられてるのに気持ちいいくらいサッパリしたアリスは見ていて気持ちよかった。
    * 鈴木杏はちょっと声太すぎて微妙だったな。あとお父さんの声あんなにじーちゃんっぽくする必要あったかな。
    * 独特な映像表現はロトスコープというやつらしい。実写とアニメの中間のような感じが出ててよかった。
    * ラーメン屋の人たちのあったかさとか、アリスのお母さんのふわっとした感じとか、脇役がみんないい味を出している。岩井俊二の世界観に浸れる映画。

  • 作り手の中に花とアリスがまだ生きていて、それを表すのに実写の役者では無理、しかし別キャストを立てるのも抵抗がある、それならばということでアニメ。これは大成功。
    ロトスコープという手法(悪の華)はまあまあ、だが、それよりも背景の水彩、光の滲みの美しさが抜群!
    展開としてはタイトルから想像されるミステリーはたいしたことない。
    謎のフレーズ「アナフィラキシー」「ユダの死」も、ほんまに誰もわからんかったんかいなという無理展開。
    が、恋の顛末やちょっとした成長をこういう回りくどい方法で描き出し、そのどれもが無駄でありながらも周囲の世界の豊饒さを湛えている、このあたりは岩井俊二さすが。
    全く知らないおじさんが父親にかぶってくるとか。(黒澤明「生きる」のオマージュ)
    もともと花は変な男に惚れる体質だったのだ。
    また手塚藤子などトキワ荘ネタも豊富で嬉しい。

  • 先日、映画「花とアリス殺人事件」を観ました。

    岩井俊二監督のアニメ作品で、「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観た流れで観てみました。

    「花とアリス」の、花とアリスが、出会うきっかけを描いた作品ですね。

    で、僕自身、アニメ作品にはくわしくありませんが、ほかのアニメ作品とは、また違った印象を受けました。

    登場人物たちが、スケッチをそのまま採用してるような絵だったり(もしくは、映画の絵コンテをそのままアニメ化した感じ?おそらく、岩井俊二監督自身の絵を基にしてるんだと思われます)、登場人物たちの動きも、ほかのアニメ作品とは違う印象で。

    あと、今作はアニメ作品ですけど、ちゃんと岩井俊二監督作品の世界観でした。

    なので、実写で観てみたかったなあと思ったりしました。

    花とアリスの中学時代の話なので、蒼井優さんと鈴木杏さんが演じるのは無理かもしれませんが・・・(ちなみに、声は、蒼井優さんと鈴木杏さんがやっています)。

    それと、主題歌の作詞作曲が岩井俊二監督で、岩井俊二さんは多才だなあと思ったりしました。

  • ミステリーのような青春映画。
    傑作。今年観た映画でベスト。
    花とアリスのキャラが面白すぎる。

  • 実写版が面白かったので見る
    ストーリーは新作、吹き替えは蒼井優と鈴木杏と
    実写の2人が担当
    花が出てくるまで40分
    湯田と4人の花嫁の話で引っ張る
    タクシーでの追跡とか、トラック追跡でもちょっと引っ張る
    実写版の方が好き
    実写をトレースしてアニメ化するロトアニメの手法
    ちょっと鼻につくかな
    陸奥睦美がいい味

  • 原作知らないけど、中学生のバカさが好きだと思う

  • 引っ越した家の隣は引きこもりの同級生が住んでいて、学校が殺人事件の舞台、クラスはオカルトが支配。でも、アリスは意外とまともに溶け込み、引きこもりの花と殺人事件の謎を追うこととなる。
    こんな中学生いそうだなと思うし、こんな体験があったらいいなと思う。実際には、そうあることではないにしても。
    わけがわからないうちに話が進んで、たまにくすりと笑わせられるシーンがあって、最後はなんだか和んだ気持ちになる。

  • 画面構成や動画がアニメぽくなくて、不思議な感覚。
    アニメの文法を語る時に鍵になる作品かも。
    オープニングのバレエ動画が好き。
    前作との共通シーンがラストなのがいいな。
    ネスレのコラボ動画。↓
    https://m.youtube.com/watch?v=Tpe2JIu7wsA&t=56s

  • なんだかよかったなー
    と最後がとってもあったかくなるストーリーでした。
    絵のタッチ等がちょっと独特で最近の写真?
    みたいなリアルさがないのがまたいいなーとか個人的には思いましたね。

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著者プロフィール

映像作家。1963年1月24日仙台市生まれ。横浜国立大学卒業。主な作品に映画『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『ヴァンパイア』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など。ドキュメンタリーに『市川崑物語』『少年たちは花火を横から見たかった』など。「花は咲く」の作詞も手がける。

「2017年 『少年たちは花火を横から見たかった 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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