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感想・レビュー・書評
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葦平忌
芥川を敬愛しているとのことで、「河童」が登場する作品を多く残している。
こちらの「人魚」も 一人の(一匹?)の河童から、草の葉に巻かれた生臭い手紙が、あしへいさんのところへ届けられる。手紙に書かれたその河童の悩みのお話。
かなり好き。
河に生きる河童が、海へ行く。
そこで偶然見てしまった美しい人魚。
その美貌、その姿態、その曲線。
動揺するほど美しく、河童の賛美の言葉が続く。
が、人魚だって生きている。
生きるための生態を目撃してしまう。
食生活は、魚類設定。サバを手づかみでかぶりつく。排泄はコンブの林の中。
それを見てしまった河童は、勝手に失望する。
美しいというところの表現がこれでもかと折り重ねてきてのギャップが、素敵。
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かなり面白い
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下半身が魚だし。
どうでもいいか(笑)
下半身が魚だし。
どうでもいいか(笑)