頭は「本の読み方」で磨かれる―――見えてくるものが変わる70冊 [Kindle]

著者 :
  • 三笠書房
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感想・レビュー・書評

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  • 「読んだ本の数だけ高いところから世界が見える」
    本を読むと疑似体験で自分の経験が増えて次のステップに進む足場ができます。
    この疑似体験というのが重要やと思います。
    時間には限りがあるし他人の経験を実体験するのは不可能なのでトレースすることができれば能力は上がると思います。

    「勉強とは読むこと」
    読むことで脳の側頭連合野にデータが蓄積されていきます。
    そのデータが有機的に結合しヒラメキが生まれるんだと思います。

    「何事も他人事ではなく自分事として考えた時に初めて脳が本気になって潜在能力を発揮する」
    そうなんですよね
    疑似体験でも自分の体験として考えないと深まらないです。
    他人の経験をトレースすることで俯瞰的に自分を見ることができます。

    本書でも苦労が報われた時ドーパミンが出るという話が出ます。
    やっぱりドーパミンなんですよね。
    いかに脳内物質をコントロールして自分のものにするか。
    これも僕の次のテーマです。

  • 本を読むことの楽しさ、素晴らしさ、大切さを思い出させてくれる本となっている。読んでみたいと思える本ばかりであった。多様な本に触れて行くことは、一見すると読んだからといってすぐに何かが変わることはなく、無駄で面倒な時間と思われがちであり、自分自身、多読よりも資格の勉強とかした方がいいのかなぁと迷うこともあったが、本著を読み、それよりは多くの考え方、表現、感情、言葉に触れ、自分自身を豊にして行くほうがいいかなとあらためて思うことができた。さて、早速次の本へと旅立ちたいと思う。

  • 様々なジャンルの本を,各種の話題に絡めながら魅力的に紹介してくれている.
    一方で,所々にこの本ならでは,茂木先生ならではの表現もある.例えば,下記の記述が気に入った.
    『何かに熱中できる人ほど,世の中のみんなが自分と同じものに夢中になれるわけではないこと,逆に,自分が全く興味の持てないことに熱中できる人がいることに,自覚的になれる.これが,「個性」と「多様性」に気づく能力です.』

    読みたいと思った本
    「急に売れ始めるにはワケがある」
    「天才!成功する人々の法則」
    「三四郎」

    読むべき厳選10冊
    「選択の自由」フリードマン
    「悲劇の誕生」ニーチェ
    「ご冗談でしょう,ファインマンさん」ファインマン
    「硝子戸の中」夏目
    「宇宙からの帰還」立花
    「イワン・デニーソヴィチの1日」ソルジェニーツィン
    「獄中記」ワイルド
    「枕草子」清少納言
    「モオツァルト・無常という事」小林
    「ファウスト」ゲーテ

  • 「自分以外の誰かの目線に立つことができるかどうか」が科学の重要な要素。科学に限らず、 知性というのは「どれだけたくさんの人の立場で考えられるか」ということ。

  • 2021.10.5

    ・読書は雑食でいい

  • また読書との向き合い方にエッセンスを加えてくれる一冊だった。
    脳は雑食を好む。本書で取り上げられているスキミングを駆使して様々なジャンルの本に手を伸ばして脳内の土壌を形成していこう。
    洋書も沢山読んでみたくなった。折角英語勉強しているのだし著者の生の声を聴けるのだし一石二鳥。まずは「罪と罰」を読んでみたいな。

  • 猛烈に本が読みたくなる本。

    本を読むことでどんなメリットがあるのか。
    どんな学びがあるのか。
    についてわかりやすく書かれている。

    おすすめの本もたくさん紹介されているので、読んでみたい本がたくさんみつかる。

    難しい本にも挑戦してみたい
    そんな前向きな気持ちになれる本だった。

  • 読みたい本が増えた。
    これAudibleで聞いたけど、読むのと聴くのとでは違うのだろうか?

  • 脳科学者の茂木健一郎さんの読書哲学が余すことなく紹介された本。
    "言葉の筋力"、"「本」という「脳のジム」"、"本はワクチン"など独特だが的を得た表現が多用されていておもしろい。
    茂木さんおすすめの本も数多く紹介されており、これから本を読みたい人にとって良い指針書となるだろう。

    個人的には、第3章の"雑談の底力"が特に印象的だった。
    どのAIが一番人間っぽく雑談できるかという世界大会があることを紹介されていて、優勝したAIの雑談内容が具体的に載っていた。
    しかし、それは人間の雑談とは言い難くお粗末な内容。
    人間たらしめるものは心地良い雑談であると言えるのかもしれない。

  • こう言う本素敵。人生を作った本リストが読みたい。読みたいが口だけになりそう。笑

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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