星の案内人 2巻 (芳文社コミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  『雑貨店とある』がとてもよかったので、遡ってこちらも手に取ってみた。こちらは手づくりプラネタリウムが、雑貨店とあるの代わりにあって、星座に関する神話の話が、デザートメニューの説明の位置にある印象。日々の生活に疲れた人たちがプラネタリウムにやって来て、ひと息つく感じのエピソードが積み重なっていて、穏やかな気持ちになれる。しっくりこないエピソードもあって、自分との距離を考えたりするのも面白い。

     星空がとても綺麗。こんな星空は最近現実では見なくなってしまったのだけど、また見ることがあればいいなと思う。

  •  転校生の楢島君やトキオくんの叔母さんなど,登場人物が少しずつ増えていくが,みんながプラネタリウムとおじいさんの人柄に惹かれてやってくるので,無理ない感じ。
     浮世離れしたトキオくんのことが少しずつわかってきて星物語と人の物語が重なっていく。この巻も良かった。

  • 最後のクロの話は泣いてしまった。犬というものはもう本当に、愛すべき存在だと…(犬好きです)
    星の話ももちろんあるけれど、ヒトの話が1巻より濃厚で良い。

  • 小宇宙に入り浸るのは心地よい居場所でもあるし、プラネタリウムが楽しいからでもあるし。なんだけど、どこか居場所が見つけられなくて、じいちゃんにいてもいいよと肯定してもらえる安心感もあるのかな。と。「本物の友達はね、宝石よりもぴかぴかした貴重な宝だよ。持ってると自分も磨かれて、ぴかぴかする。でもね傷がつくと思って、怖くて離しちゃう人もいるんだよ」じいちゃんの言葉はまっすぐで熱くてピカピカしている。「もうトキオはね、違う愛情を必要としてるんだよ。愛っていっぱい形があるんだよ。だからあんたねその母親への思いをちゃんと教えてやって、ただ今まで通りそのまま信じて見守ってやればいいよ」

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