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感想・レビュー・書評
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電子ブック(LibrariE)
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2021/3/4
クラシックのみならず、音楽の起源からビートルズ含めた現代音楽まで幅広く網羅。スティービー・ワンダーの楽曲解釈は思わず膝を打ってしまった。
「クラシック音楽なんて分からない」じゃなくて「聴き続ければ必ず分かる」ということは、本書の認識論の箇所からも明らか。ベートーヴェン交響曲第3番の第一楽章以外は退屈で仕方なかったのだが、聴き続けてみるとその素晴らしさに舌を巻かずにはいられない。
メモ ↓
認識は情報を知識と照らし合わせること。知識がなければ照合できない。逆に知っていれば照合可能で、音楽も馴染み深いものになってくる。レオナルド『最後の晩餐』のキリストの顔を未完で残したが、認識できない神を敢えて完成させない、究極のリアリズムを目指したのかも。
このように感覚さえ知識に誘導されているのなら純粋意識からは程遠い。セザンヌはこの純粋意識を目指した。
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