音楽とは何か ミューズの扉を開く七つの鍵 (講談社選書メチエ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2021/3/4

    クラシックのみならず、音楽の起源からビートルズ含めた現代音楽まで幅広く網羅。スティービー・ワンダーの楽曲解釈は思わず膝を打ってしまった。

    「クラシック音楽なんて分からない」じゃなくて「聴き続ければ必ず分かる」ということは、本書の認識論の箇所からも明らか。ベートーヴェン交響曲第3番の第一楽章以外は退屈で仕方なかったのだが、聴き続けてみるとその素晴らしさに舌を巻かずにはいられない。



    メモ ↓

    認識は情報を知識と照らし合わせること。知識がなければ照合できない。逆に知っていれば照合可能で、音楽も馴染み深いものになってくる。レオナルド『最後の晩餐』のキリストの顔を未完で残したが、認識できない神を敢えて完成させない、究極のリアリズムを目指したのかも。
    このように感覚さえ知識に誘導されているのなら純粋意識からは程遠い。セザンヌはこの純粋意識を目指した。

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著者プロフィール

1952年、石川県七尾市生まれ。国立音楽大学楽理科を卒業、同大学院修士課程を修了し、音楽学を専攻(修士論文はモーツァルト)。現在、尚美学園大学芸術情報学科教授。担当科目は西洋音楽史と音楽美学。

「2008年 『クラシック音楽 名曲名演論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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