桜川のオフィーリア　川に死体のある風景 (e-NOVELS) [Kindle]

著者 : 有栖川有栖

• e-NOVELS (2017年2月8日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆいにさんの感想 · 2022年2月20日]

unlimitedで一気読み。
これ確か「川に死体のある風景」所収で読んだことがあるはずなのにとても新鮮に読んでしまった…
短編で圧倒的に美しいから読みやすい。学生アリスだなって感じでなんかこう、エモくてとてもよろしい感じ。
読んだら急に他の短編も思い出して読みたくなった。

[裕さんの感想 · 2016年1月24日]

学生アリスシリーズ。
学生アリスシリーズは主要キャラクターが大学生と言うのもあって青臭くて甘酸っぱいところがあり、
それが今回の話にぴたりと合っている。
また有栖川先生の描かれる自然あふれる田舎の風景は本当に美しい。
甘酸っぱさと透き通るような景色の美しさが事件の物悲しさを引き立たせているように思えた。
キャラクターたちが好きでシリーズを追っていたが、
物語そのものにも大いに引きつけられた作品だった。

著者プロフィール

１９５９年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。８９年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」