死者の書(上) (ビームコミックス) [Kindle]

著者 :
制作 : 折口 信夫 
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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感想・レビュー・書評

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  • まず上巻。折口信夫の名作「死者の書」を漫画化。原作にかなり忠実に作られている印象だが、その一方で近藤ようこっぽさは薄い。もっと漫画版ならではの演出があってもいい。
    そのあたりが下巻でどうなるか。

  • 縛り首はこうしてたんだね。

  • ビームコミックス激安セールで買ったもの。初読。折口信夫の同名小説のコミカライズ。

    近藤さんの一連の日本文学コミカライズの中で、最も地味な印象(逆に、最も派手で一般受けしそうなのは『五色の舟』)

    そもそも、一連のコミカライズの中で、本作は立ち位置がやや特殊だ。
    近藤さんが40年来愛してやまない原作を、一人でも多くに読んでほしくて、「鑑賞の手引き」としてコミカライズしたものなのだ。

    だから、受けを狙った大胆なアレンジなどはなく、地味で静謐な印象になるのも当然だろう。

    とはいえ、つまらないというわけではない。マンガとしては地味だが、それでも面白く味わい深い。ある意味、「究極のお姫様」物語という感じ。

    ちなみに、折口信夫の原作は青空文庫で読める。

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  • いまだに見ることができていない川本喜八郎の「死者の書」もこんな雰囲気なのだろうか。原作の深さを本質まで伺いしきれなかった自分には、とてもありがたい。得心することができた。

  • 折口信夫の「死者の書」
    小説だとイメージしにくい点も、柔らかなタッチの絵で
    折口信夫の世界がイメージ出来ました。

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著者プロフィール

1957年新潟市生まれ。漫画家。国学院大学文学部卒。大学在学中にデビュー。「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。折ロ民俗学や中世文学への造詣が深く、安吾や漱石作品の漫画化にも取り組む。作品は「水鏡綺譚」「説経小栗判官」「ルームメイツ」「恋スル古事記」「戦争と一人の女」「死者の書」「夢十夜」ほか多数。第18回文化庁メディア芸術祭大賞受賞。

「2021年 『兄帰る 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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