ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2015年 11 月号 [雑誌]
- ダイヤモンド社 (2015年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910059691158
感想・レビュー・書評
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Amazonで、Kindle版があることが分かって多少ショック。
図表も多いので、ちょっと見づらいのかもしれないけど。
人工知能特集は、大変興味深かった。その後で、羽生さんの決断力を読み、コンピュータでのデータ研究とかについて読むと、時代の発展が如実に分かるし、今後どうなるということにも意識が及んでさらに面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間でしかできないことの雇用を創出する。
人間ではできないこと/信用ならないことは、機械に任せる、そんな未来。 -
人工知能の特集より、連載記事の方が読み甲斐がありました。
<特集>人工知能
機会は我々を幸福にするのか
人工知能はビジネスをどう変えるか
ディープラーニングで日本のモノづくりは復権する
オーグメンテーション:人工知能と共存する方法
アリババの戦略はアルゴリズムに従う
あなたの上司がロボットに代わったら
<翻訳論文>
ペンタゴンに学ぶサイバー攻撃に強い組織のつくり方
法人営業では5人の味方をつくれ
<連載>世界標準の経営理論 [第14回]
「両利き」を目指すことこそイノベーションの本質である -
これからどういった分野で人工知能が使われるようになるか、また、どのように共存していくかの参考になった。
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今月は『人工知能』
あまり、興味を引く記事・論文がなく流し読み。 -
AIについてまとめられている本。とても平易にまとめられているので、AI気になっていたけれど良く分からないという人でも手に取りやすい1冊。
今回は、興味のそそられた「AIと人間の棲み分け」についてのみメモ。
1.AIには意思がない
どうありたいという願い、判断のベースとなる価値観がない。そのため、目標設定やビジョンを立てることができない。
2.AIは人間のように知覚できない
肌触り、気持ちよさ、美しさなどヒトの価値観の多くは、ロジックと言うより感情と連動している。つまり、肉体的経験、が欠落しているのだ。
AIは感情を識別できたとしても感情(好き嫌いの判断)をもたない。そのため、「この辺が気持ち悪いからスッキリさせよう」という問題意識をAIが自発的にもつことはない。
3.AIは事例が少ないと対処できない
人間は前例がなくても、普通には利かないアナロジー(類推)を使い、解決策を見立てていく。AIの情報をメタ化して把握する力がどこまで上がるか次第だが、当面はこの問題が続くだろう。
4.AIは問いを生み出せない
問題や式をつくれない電卓に似ており、問いを投げかける力をもたない。人間が日々普通に行っている問題提起、課題設定ができないのだ。
5.AIは枠組みのデザインができない
問題の構造化を自ら行うことができない。
6.AIはひらめきがない
セレンティビティ、out of box thinkingと言われる、「普通には思いつかない感上げ」「全く新しい組み合わせ」にハッと気づく力のこと。AIは人間がこれまで気づかなかった関係性を異質なデータを投げ込むことで見つける可能性は大いにあるが、その意味合いを自発的に見出すことは難しい。
7.AIには常識的判断ができない
言い方を変えると空気を読めない。
8、AIには人を動かす力、リーダーシップがない
デリケートで複雑なコミュニケーションをとる場面では、論理的で、洞察に富む発言しかできないAIには対処が困難である。