ガリバー旅行記 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 歴史に残る名著である理由を体感した。めちゃくちゃ面白かった。政治から文化、人間の性質、歴史、男女の違いや生理的な部分から哲学的な点まで、不可思議な国の人々と交流し対話することで様々な角度から表現している。これ以上ないだろうというところからまさかの視点で描き出すラストのエピソードが一番秀逸。帰国した後も主人公が変貌してしまっているところが可笑しくも感慨深く、素晴らしい。何度も読みたくなる名作だった。

  • 世界で最も有名な風刺小説。子供の頃に読んだ小人の国のことしか知らなかったが、それ以外にも3編あり、いずれも意外とボリュームがある。

    著者がアイルランド人であり、イギリス社会への批判が込められているといわれるが、数理哲学や不死の追求、動物を含む弱者の権利等を考えさせられる。

    日本やラピュタ等も登場する。現代にも多大な影響を残している不朽の名作。

  • 第1話と第2話はあまり面白いとは感じなかったんだけど、第3話と第4話が秀逸だった。皮肉がピリッと効いてる。
    あれほど高潔で非の打ち所のない「はず」のフウイヌムたちでさえ、ヤフーを差別しており、その差別によりガリバーを追い出したということが、一番の皮肉ではないか、という見方も出来るな。

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著者プロフィール

ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)(1667 - 1745)
アイルランド生まれの英国十八世紀を代表する作家。『控えめな提案』『書物合戦』『桶物語』などの作品がある。

「2021年 『ガリヴァー旅行記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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