貯金兄弟 PHP文庫 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 5年前の 私だったら。

    弟に 共感していたでしょう。

    でも 今の私だったら

    兄弟 どちらにも

    賛成できないでしょう。

    第三の道を 選択しています。

    投資という観点が

    この小説には 抜けています。

    古き良き 日本の姿です。

    金融知識を 勉強するには

    良いと思いますが。

    他の作品も 機会があれば

    読んでみようと思います。

  • ベストセラーということでのぞいてみたが、びっくりするほどしょうもない。嘘だろうという気分。プロットもストーリーも中学生レベル。まじか???

  • 浪費家の兄と節約家の弟。ストーリー仕立てで保険、貯金、金利等について学べる。
    が、わりと知っていることが多いし、ストーリーの中の会話で語られるので、知らないことだと説明不足感があり、理解しづらいかも。
    ストーリーは悪くはないと思うけれど、兄一家も弟一家もこんな生活する?という極端な考え行動が目立ちどちらかに共感しながら読むこともできない。
    で、オチは中庸がいいよね、という感じ。うーん。
    でも、こういう小説から勉強する本、個人的には結構好き。

  • 勉強になりますけど、ストーリーの結末はモヤモヤしますよ!

  • 為になるのか?
    How toに近いから兄弟のキャラが極端

  • 著者の自己啓発小説は『会計天国』以来か。入ったら入っただけ(入る以上のことも)遣ってしまい貯金の出来ない兄と、老後の不安から極端な貧乏性で貯金に励む弟の考え方を通して人生の節目のお金の使い方を諭す。生命保険の話はいいとして、持ち家と賃貸の議論は意見の分かれるところだろう。個人的には、浪費家的な面も含めて兄に近いので、身につまされるところもなくはないが、まあ基本は若い人向けかな。子供への教育にだけはお金をケチっては駄目。

  •  大学出でお金をよく使う兄・宗一郎と、高卒でこつこつ働いて貯金する弟・翔太。対照的な2人の人生から、お金の使い方、貯め方を学んでいく一冊。
     「高卒の方が稼げる」と翔太は言っていたが、大卒と高卒、それぞれにメリット・デメリットがあると思う。高卒で大卒より稼ぐためには、大卒と高卒の差が小さく、4年早く働き始めることがアドバンテージになり、大卒と比較した高卒のデメリット(具体的には、幅広い経験や多様な価値観に触れる経験が少ないことかと。勿論、高卒でも努力次第でカバーできることではあるが。)となる部分があまり必要とされない仕事を選ぶことが条件となる。消防士のような専門職の公務員なら確かに高卒の方が稼げるかな。
     あと、宗一郎の妻・美鈴のように、金銭感覚は親や育ってきた環境に影響される部分が大きいと思う。宗一郎と翔太は両極端ではあるが、極端な金銭感覚を持った原因は幼少期の環境によるものだろう。また、宗一郎・翔太ともに似た金銭感覚の女性と結婚しているのも、偶然ではなく、それだけ価値観に占める金銭感覚の割合が大きいということだろう。
     「子供の才能を喜ぶだけでなく、お金をかけてあげないといけなかった」と翔太は言っていたが、これは大学を出ていないと将来の選択肢が少なくなる、留学や資格取得、習い事など、何をするにしても大金がかかる今の日本の教育の現状を示す言葉かなと。
     他に印象に残ったのは、宗一郎の職場の先輩・濱崎が横領で懲戒解雇となったシーンや、宗一郎が事件を起こし、コンプライアンスの問題を指摘され取引先を失うシーンや、宗一郎の会社の取引先が、賞味期限の偽装問題が発覚し、芋づる式に不祥事が見つかり、取締役が自殺に追い込まれるシーンだ。何をするにしても法や規則社会人としての常識は守らないといけないし、「見つからなければいいや」という考えで、ちょっとした違法行為や規則違反、常識に反する行為を行い続けることで、倫理観が麻痺し、法を犯すことへの抵抗がなくなり、大きな問題や犯罪にも繋がっていくのだろう。(これは消費者金融からの借金も同じことかなと。少しでも消費者金融からお金を借りてしまうと、消費者金融からお金を借りることに抵抗がなくなってしまい、どんどん借金を重ねてしまう。)自分への戒めという意味でも、心に留めておきたい。

  • 読むとFP資格の取得に興味がわく。

  • よく稼ぎ浪費する兄と、程々に稼ぎ倹約する弟。対極的な2人がそれぞれの信念に基づき、就職、結婚、子育を進めていく。どちらもあまりに極端で、論理に納得出来ない点も多々あるが、お金を主題としつつも、非常に読みやすい読物だった。ライトな文体だが、お金という生きていく上での必需品について、どう向き合うか考える切掛には良いかもしれない。

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著者プロフィール

竹内謙礼(たけうち けんれい)

有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、出版社、観光施設の企画広報担当を経て、2004年に経営コンサルタントとして独立。楽天市場において2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、数多くのネットビジネスの受賞履歴あり。ネットショップ運営を中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主のネットショップ運営から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウを提供している。現在、低価格の会員制コンサルティング「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、150社近い企業に指導。
経済誌や専門誌への連載や寄稿のほか、日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を執筆中。
著書は『巣ごもり消費マーケティング』『ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?』『ネットで儲ける王様のカラクリ』(技術評論社)、『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『会計天国』(PHP研究所)ほか多数。

「2023年 『SDGsアイデア大全 ~「利益を増やす」と「社会を良くする」を両立させる~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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