ブッダが考えたこと 仏教のはじまりを読む (角川ソフィア文庫) [Kindle]

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  • 原始仏教とか根本仏教とか言われる初期の仏教経典と当時のインド思想界や哲学の状況をもとに仏教の始まりを見直す。そこには後代の大乗仏教で言われる無我説も無く、四聖諦と十二縁起がブッダの発見した真理であり、それは徹底した思考によってもたらされたものであるという。ブッダは宗教家ではなく哲学者であるという主張は多くの仏教徒からは違和感を持って見られるかもしれないが、そこには真実があるように感じる。

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著者プロフィール

1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。
現在、國學院大學名誉教授。
著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『インド哲学教室1 インドの死生哲学』『[全訳]念処経』(花伝社)など。

「2023年 『インド哲学教室2 インドの唯名論・実在論哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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