子どもは「この場所」で襲われる(小学館新書) [Kindle]

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    不審者・犯罪者といった「人」ではなく、犯罪が起きる「場所」に着目した防犯指南書。「犯罪原因論」と「犯罪機会論」。
    欧米では「場所が犯罪を誘引する」という観点から、公園や公共トレイなどのパブリックな場を「デザイン」しているという話は興味深い。ユーザーエクスペリエンス(UX)は行動を促進するための手法だとばかり思いこんでいたが、行動を減らすためにも有効なのだ。
    犯罪者の再教育には限界がある。被害者を増やさないためには、犯罪を起こす気にならない「場」のデザインに力を入れるほうが効果的かもしれないと思わされた。

  • 子供を持つ親はもちろん、そうでない人にも読んでもらいたい。日本の防犯に対する教育は不十分であることがわかった。私も子供たちに景色を見て判断することの大切さを教えていきたい。

  • 子供を持つ人必読だし,大人にもすごく役立つ本。

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著者プロフィール

立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。専攻は犯罪学。地域安全マップの考案者であり、現在、警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長を務めるほか、全国の自治体や教育委員会などに防犯のアドバイスを行っている。

「2015年 『見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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