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感想・レビュー・書評
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とても面白くかつ美味しそうでした。
最初の『春のキャセロール』なんかもう食べたくて食べたくて仕方ないです。
葛入りのとろりとしたスープ、春野菜たっぷり、上にはチーズ…かと思いきや動物性のものを使わないとのことで玄米餅と豆乳、白みそと酢を混ぜたもの。それをオーブンで焼き上げる。ごくり。
自分は気づかず③から読んでしまったのですが
“いつも仏頂面の中年男性”や“白髪の優雅に微笑む老婦人”のお話が読めてさらに好きになりました。
ホッとしたいときにおすすめの本です。 -
磔磔でドラァグクイーン祭りがあったとき、行けば良かった。道を開く力が湧いてかもしれないな。
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◎あらすじ◎
商店街のはずれ、狭い路地を抜けた先にひっそりとカンテラの灯りをともす夜食カフェ『マカン・マラン』。そこには悩める人々、何かにつまずいている人々がまるで導かれるようにやってくる。夜食カフェのオーナー、ドラァグクイーンのシャールはそんな彼らを迎え入れ、美味しく優しい料理でもてなす。止まり木のようなその場所でシャールの料理と言葉に勇気をもらい、彼らはまた新しい日常へと踏み出していく。
◎感想◎
ものすごーく、ぬくもりを感じる物語だった。最初こそシャールさんたちドラァグクイーンの描写に驚いたけれど、読み進めるうちにどんどんキャラクターを好きになり、愛着がわき、読み終わるのが本当にもったいない!と思ってしまうほど。シャールさんはすごく特別なことを言うわけではない。でも、訪れる人、どんな人も受けとめ受け入れる。誰かに自分を肯定してもらうことって、とても大切。そうされることで、勇気をもってちゃんと自分と向き合えたり、ありのままの姿を受け入れたりすることができるし、自分を大切にしようと思えたりする。そして自分を大切にできると、周囲への思いやりにもつながっていく。 なんだか、改めて実感した。私も毎日生きていて悩むことや、ままならないことがたくさん。シャールさんがいてくれて、『マカン・マラン』のようなカフェで立ち止まれたら良いのになーーと本気で思ってしまった。 -
身体に優しいご飯が食べたくなる
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進行性の病気にかかってしまった私。
でもこの本を読んでいるだけで、癒される。
自然体で今ある自分をうけいれて、周りにいてくれる家族や友人と大切な時を大事にしようと思う^_^ -
ほっこり温かい話。続編も読みます。
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2作目の 女王様の夜食カフェから読んでしまいました。
一作目が気になって読みました。
あの地上げ屋の幸也が おからを食べ 母親を思い出すところ
あのぼろいアパートに住む老婦人が 地権者だったこと
仕事に行き詰まって 上海にいった塔子さんが
沢山の干し鮑とかを持ってきてくれたこと
シャールと同級生の教師の息子が 病室にいるシャールさんのために 虫の声の録音したものをもってきたこと
最後に地上げ屋の幸也がりっぱな昆布を持ってきた。
シャールさんの甲状腺がんの治療
みんなの思いをこめて ジャダが大晦日のアドベントスープを作る。
いつもくる猫も登場!
思いをこめた 大晦日のスープ
ほんと いい話しです。 -
ほっこりする