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- / ISBN・EAN: 4534530090829
感想・レビュー・書評
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伊藤計劃によるSF小説「ハーモニー」の劇場版アニメ化作品。
WatchMeと呼ばれる体に埋め込む恒常的体内監視システムによって健康の維持が約束される一方、そのシステムを利用した「同時多発自殺事件」が発生して、人類の危機が迫る。
犯行声明の追い打ちが、誰かを殺せば自殺からは免れるが、誰も殺さなければ殺される(自殺させられる)という過酷な状況。
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原作は随分前に読んだんですが、映像化されているものを見つけたので見てみました。原作を読んだ当時も残虐描写に堪えないと感想が書いてありましたが、映像化でさらに先鋭化されてます。つらい。登場人物の過去・背景も結構辛辣なものなので、これもまたつらいところです。まあでも現実を見ると大陸の方の国とか監視社会を受け入れる代わりに便利を享受するという方向に行っているので、その未来はこんなんなってもおかしくないよなとは思います。とはいえ、自分が生きている間はここまでいかないだろうから、やっぱり便利を取るかな。小市民ですね。 -
好きだったミァハはいなくなっちゃうから
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伊藤計劃、原作。
体に埋め込まれたチップ的なものによって、<健康>を完全に管理された社会。
監察官のトァンには、学生の頃自殺してしまった友人、ミァハがいた。
「屍者の帝国」が魂の行方の物語であれば、こっちは<感情>の行方の物語か。
健康を管理するということは、結局は感情も縛ることであって、それに反することが正しいのか、正しくないのか、と結構話は重い。
うん。未来都市な感じで絵は、軽い分重い。
「屍者の帝国」の真逆だな。
ミァハの壊れっぷりがすごくて…。
単なる中二病かと思っていたら、さらっとすごいこと言ってたよ。
ま、だからこうなった、的な展開はステレオでないとは言えないけれど。
なんだかんだと、2作品とも面白かったです。
なんで、「虐殺機関」も楽しみにしてます。
あと、RYOがやっぱりいいです。うん。 -
10%しか読んでなかったけど笑、全然理解できたし面白かった〜終わり方よかったな、後日談とかやられてもあれだったし
原作もちゃんと読もうっと