死んでいない者 (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 死んでいない者は、死んでいない。

  • 文學界 2016 年 3 月号で江南亜美子さんが指摘しているように、
    「語りの形式の巧みさ」に尽きると思う。
    具体的には、独特の、三人称多元の語りの形式、
    登場人物のだれの心にもどんな場面にも自由に入り込むことができる、
    その視点の切り替えはシームレス、と彼女は述べている。
    同号のご本人インタビューも再読したが、
    作品未読で読んだ以前よりも、腑に落ちるお話だと感じた。
    保坂和志さんの影響を受けておられるとのお話には、はたと膝を打った。
    第154回(2015年下半期)芥川賞受賞作品。

  • なんで、この本を選んだのだったか。
    亡くなった“お祖父ちゃん”のこどもや孫、ひ孫と登場人物が多く、誰の視点で語られているのか、混乱した。
    筆者は何を伝えたかったのか。
    残念ながら、汲み取れなかったようです。

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著者プロフィール

滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう):小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞。主な著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』などがある。

「2024年 『さびしさについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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