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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (326ページ)
感想・レビュー・書評
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前々から読みたかったのにKindle版がいつまで経っても出ないので、しびれをきらして図書館で借りて読んだ。
血を好む残酷な鬼神を宿した少女とその兄を救うべく、バルサとタンダが奔走するお話・後篇。
- 追記 -
そしてついに出たKindle版を買って久しい今やっと登録(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ6作目まで読了(ブクログへの登録が前後しちゃったけど)。上下巻という長さを感じさせない物語力。
いろいろな大人たちの思惑に翻弄される少女の物語。たまたま少女と出会ったバルサとタンダが巻き込まれる。
1つの国の政治や人々の営みに潜んでいる、宗教や人種による偏見や憎悪が絡み合う。それぞれがそれぞれの信念を持っていて、それぞれが「良かれ」と思って行動する。正義を貫くために起こる血なまぐさい出来事…。現実にも起こっていることを思い起こさせられて、どきっとする物語…。
そして、バルサの、母親のような愛情と、父親のような強さを堪能できるものすごいお話でした。
読みごたえがありました。深い。
でも、先が気になって、上下巻を2日で読了してしまいました。すごかった。
個人的には、タンダが活躍しているシーンがたくさんあったのが良かったかな。夢の守り人でもたくさん出てくるシーンがあったけど、あっちはね…、ものすごく痛そうだったからさ…、こっちの方がいいや(ちょっと痛そうなシーンもあったけど(苦笑))。