守り人シリーズ電子版 6.神の守り人 下 帰還編 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前々から読みたかったのにKindle版がいつまで経っても出ないので、しびれをきらして図書館で借りて読んだ。

    血を好む残酷な鬼神を宿した少女とその兄を救うべく、バルサとタンダが奔走するお話・後篇。

    - 追記 -
    そしてついに出たKindle版を買って久しい今やっと登録(笑)。

  • シリーズ6作目まで読了(ブクログへの登録が前後しちゃったけど)。上下巻という長さを感じさせない物語力。

    いろいろな大人たちの思惑に翻弄される少女の物語。たまたま少女と出会ったバルサとタンダが巻き込まれる。

    1つの国の政治や人々の営みに潜んでいる、宗教や人種による偏見や憎悪が絡み合う。それぞれがそれぞれの信念を持っていて、それぞれが「良かれ」と思って行動する。正義を貫くために起こる血なまぐさい出来事…。現実にも起こっていることを思い起こさせられて、どきっとする物語…。

    そして、バルサの、母親のような愛情と、父親のような強さを堪能できるものすごいお話でした。

    読みごたえがありました。深い。
    でも、先が気になって、上下巻を2日で読了してしまいました。すごかった。


    個人的には、タンダが活躍しているシーンがたくさんあったのが良かったかな。夢の守り人でもたくさん出てくるシーンがあったけど、あっちはね…、ものすごく痛そうだったからさ…、こっちの方がいいや(ちょっと痛そうなシーンもあったけど(苦笑))。

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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