遅咲きの花と貴公子 (mirabooks) [Kindle]

著者 : リズ・カーライル 兒嶋みなこ

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2016年4月15日発売)

感想・レビュー・書評

[つきの子さんの感想 · 2018年11月5日]

記憶喪失、ヒーローの出自の問題、切ない展開が期待できるのは当然ですが、
ヒロインの母のキャラが凄く効果的！
所々で妹の結婚を通じて哲学的なことが盛り込まれてます。

ヒーローの出自に問題があるパターンの場合は
どの様な形で結ばれるのかがポイントだと思いますが、
妹の結婚のこと、ヒロインの母のことなどあり
結構引っ張ってれるので、様々なことが想像できて面白い。


思い悩むヒーローの切ない言葉に表されていていいですね！

『どんなことよりも』一緒にいたいなら、
ヒーローはどういった『どんなこと』をするのか
最後まで楽しめました。

著者プロフィール

リズ・カーライル（Liz Carlisle）モンタナ州ミズーラ生まれ。米国有機農業研究の中心、カリフォルニア州立大学のバークレー校「多様性農業システムセンター」の研究員。地理学の博士号を同校で取得したほか、ハーヴァード大学の学士号も持つ。カントリーミュージックの歌手として全米を巡業し、またモンタナ州の有機農家でもあるアメリカ上院議員ジョン・テスターの立法補佐官を務めた経験がある。

「2016年 『豆農家の大革命 アメリカ有機農業の奇跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」