パンチドランク・ラブ [DVD]

監督 : ポール・トーマス・アンダーソン 
出演 : アダム・サンドラー  エミリー・ワトソン  フィリップ・シーモア・ホフマン  ルイス・ガスマン 
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102394400

感想・レビュー・書評

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  • PUNCH-DRUNK LOVE
    2002年 アメリカ 95分
    監督:ポール・トーマス・アンダーソン
    出演:アダム・サンドラー/エミリー・ワトソン/フィリップ・シーモア・ホフマン

    トイレのラバーカップを販売しているバリー・イーガン(アダム・サンドラー)は、7人の口やかましくデリカシーのない姉に囲まれて育ったせいで女性不審気味の独身男性。しかし姉の紹介で出会ったリナ(エミリー・ワトソン)と恋に落ち、やっと上手くいきそうに。しかし出来心で一度だけ電話したテレフォンセックスの相手が強迫してきてトラブルになり…。

    最初は、7人の姉たちのあまりの横暴さに、バリーにちょっと同情したのだけど、このバリー、大変キレやすく狭量な人物で、あっという間に嫌いになってしまった…。確かに姉たちは酷いけれど、だからって誕生日パーティーに呼ばれて窓ガラス割る?情緒不安定にもほどがある。リナとのデート中にもレストランのトイレを破壊。コメディ映画とはいえ、こういうのを、ちょっと問題あるけどチャーミングな男性、みたいには到底思えず、普通にドン引き、全く共感できなくなってしまった…。

    バリーの運のなさも気の毒だと思う反面、なんでテレフォンセックスの相手にクレジットカードの番号から住所氏名まで教える? そういうことをした経験がないといえば純情なのかもしれないけれど、仮にも会社経営してるなら世間知らずすぎる。キャンペーンでマイレージ貯めるやりかたもただただセコイとしか思えないし、リナはいったい彼のどこに魅かれたのだろう?全くわからない。

    そんなわけで、ラブコメなのに、ラブの部分に共感できず、コメディの部分には笑えず、世の人が流石PTA!と誉め讃えるポイントが私には全く響かなかった。ごめんなさい。

  • まさに強烈なパンチを喰らったよう!そんな運命の恋に落ちた男が大奮闘!
    見どころ
    「ザ・マスター」のP・トーマス・アンダーソン監督による異色ロマンス。A・サンドラー、F・シーモア・ホフマンら、実力派・個性派が織りなすアンサンブルも見どころだ。
    ストーリー
    気の強い姉たちに囲まれて育ち、女性不信に陥ったバリー。そんな彼だったが、姉エリザベスの同僚リナと惹かれ合うように。次第に心の距離を近づけ合うバリーだったが、なんとなく利用したテレフォン・セックスのサービスをめぐるトラブルに巻き込まれる。
    ここがポイント!
    プリンを大量に買い集め、その特典である航空会社のマイレージ・ポイントを貯める主人公。この行動は、デヴィッド・フィリップスの実在する男性の体験を元にしている。

  • 7人の姉に振り回されて、情緒不安定、キレるとモノをぶっ壊して暴れるちょっとヘンなバリーと彼の姉の同僚リナの一風変わったラブストーリー。

    ふたりの出会いや結ばれていく様子はとてもロマンティックだが、バリーがある騒動に巻き込まれることで不穏な空気も醸し出している。

    ロマンと不穏、まったく正反対な胸の高鳴りが共存し、目が離せない、そして最後は最高のロマンが胸をさらっていくのだ。


    Let's begin.

    はじまりのものがたり。


  • 2017/07/15

  • 少し変わっているが共感を覚える主人公と。 平凡なストーリーと言えばそうなのか。他のレビュアーの意見を参考にしてみるとなるほど。絵力が強い。絵に引き込まれる。映画ならではの魅力があるわけですね。

  • やっぱり大好き!PTAムービー。

    光、切り取り方、色彩感覚、PTA的視覚アプローチ、めっちゃファーラウト!
    どのシーン取ってもジャケ写に使えるぐらいハイセンスのカメラワーク。
    特に、ただ店を出るだけの長回しシーンや、シーン切替時に画面いっぱいを横切るカラフルな色の波。
    遊び心と無駄な要素、素敵やわ、無意味なことをする人って魅力的。

    サントラも卓越してる。そのシーンに最高の音を響かせる。ボリュームを思わず上げてしまう。

    主人公のプリン爆買いネタは、なんと実話。その突飛な実話に喰いつき恋愛映画にしてしまう発想力に惚れる。脚本は、アダムサンドラーの為になんとPTAが手書きで書き下ろしたそう。手書き…(うっとり)。
    主人公のキャラ設定は、マザコン、自閉的、突然キレる、物に当たる、嘘つき、見栄はり、スケベなくせに女性コミュ力ゼロ。所謂、主人公らしからぬダメンズっぷりにより、生涯唯一の真実のロマンスが引き立つ。ギャプ萌え先方を心得ておる。多分に漏れず、本当に萌えた。

    青いスーツが、彼女の赤いワンピースと一緒になって初めて一つの愛の画になる仕掛けとか堪らん。

    インヒアレントでも実感したんだけど、彼の作品の何が良いって、エモくセンチメンタルに普遍的な愛の本質を描いてるとこ。

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