残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [DVD]

監督 : 中村義洋 
出演 : 竹内結子  橋本愛  坂口健太郎  滝藤賢一  佐々木蔵之介 
  • Happinet
3.15
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953067776

感想・レビュー・書評

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  • 原作の前半にあった、読んでいて、ふと気づくと、無意識に辺りに五感を研ぎ澄ましている、あの感じがない。
    そのくせ、原作中盤?後半の、あのミョーに間の抜けた感じはちゃんとある(^^ゞ

    原作は、読んでいて、前半、主人公の「私」の元にやってくる話が、最初は他愛ないのに。
    それらを次々と聞くことで、いつの間にか肌で怖さを感じているようなところがあって。
    いやはや。さすが小野不由美。小説(文章)で「怖い」って思わせてくれるってなかなかないよなぁーなんて思ったのに。
    後半、いい大人がゾロゾロ連れ立って心霊スポット見物にいくみたいな展開に、ミョーにシラけた記憶があるんだけど、それは映画になってもそんな感じ。
    そういえば、(原作にあったかどうか憶えていないけど)編集部にユーレイが現れるエピソードなんかは、
    映画の製作陣も、後半は原作通りだと間が抜けちゃうかなぁーと思って、付け加えたんじゃないだろうか?

    とはいえ、前半だけで後半がないと「鬼談百景」と同じになっちゃうのも確か(^^ゞ
    ホラー、特にホラー映画はそこが難しいところなんだろう。
    変な話、作り手が受け手を怖がらせようと思えば思うほど、見ていてバカバカしくなってくる…、
    みたいな?w

    ていうか、久保さん。
    学生の一人暮らしなのに、いいとこ住みすぎ。引越し先も二間だったし(^^ゞ
    それも含めて、“超常”な話だったってことで(爆)

  • 小説家である「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)という読者から、1通の手紙が届く。
    「今住んでいる部屋で、奇妙な“音"がするんです」
    好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らはなぜ、“音"のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、そして「私」の夫・直人(滝藤賢一)らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。実話怪談もの独特のリアルな恐怖演出(不気味な黒い影、ごうっとなる風の音、姿の見えぬ畳を擦る音などじわりじわりと五感に訴える恐怖演出)、ホラー小説家の私が読者の投稿をきっかけに奇妙な噂や事件や怪異があった岡谷マンションとマンションが建つ以前を調査していくが怪異の関連が見えぬが故のスリリングなミステリー、過去の出来事や人が残した怨みや不幸が積み重ねられた穢れの恐ろしさ、淡々とした演技が印象的な竹内結子やミステリアスな橋本愛や陽気な佐々木蔵之介など名優のアンサンブル、おぞましき穢れの真相、傑作ホラーミステリー。

  • 面白かったけど、調べれば調べる程ちょっとキリが無い感じだったけど結局は炭鉱の人達が発祥かな?
    そして最後あのお坊さんはひっそりと供養していたのかな?
    でも微妙に笑ってたよね?

    恐怖度は最近の日本のホラー映画の中では良い方だと思うかな

  • 上映時から観たいと思っていた映画。ビデオコインプレゼントがあったのでレンタルで観ました。結論から言うと私は結構楽しめました。これノンフィクションじゃないよね?というくらい実際ありそうな話でした。この内容とソックリな事が実際あったらしいのですが…なので妙にリアルで怖いなぁと。あと、ホラーでありがちな音や急に出てきて脅かすようなビックリ系ではないのと、演者の悲鳴がキャーキャーとやたらウルサイ演出がないのも、私的には高評価でした。

    “小野不由美の原作小説を『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督が竹内結子主演で映画化したミステリー。「自分の部屋から奇妙な音がする」という読者からの手紙を受け取った小説家の女性が、そのマンションに秘められた過去の真相に迫っていく。”

  • どんどん過去を遡ることで業の深さを知り、その根深さに恐怖するというのがキモだと思ったので、幽霊?怨念?的なアレをあえて明確に具現化しなくても良かったんじゃないかと。

  • 和風ホラーの真骨頂。

    こういう観終えてからも継続してじわじわくる怖さは邦画ホラーの方が感じるかな。
    怖楽しかった。



    ひとことだけ。
    なぜ、敢えて夜に行くんだ。

  • 「隣の部屋から音がする」とか「床下から人の声みたいなのがする」とか、実生活の身近な感覚を攻めてくるタイプのホラー。暴太郎レベルの「縁」を持ち込んでくるのであれもこれも穢れの縁。嫌な暴太郎だな。

  • 怖さ5
    こう、何が具体的に怖いというか、日常と重ね合わせて自分にも起こりうるかもしれないと想像してしまうことが、より怖い。

  • サスペンスホラーっていうのかな、こういうのは。怖い映画はすっかり苦手になったけど、竹内結子出演で観たことがない映画だったのでとりあえず観てみた。ビクビクしていたほどと言うかほとんどショッキングなシーンはなかった。その土地にまつわる過去が次々に結びついていって現在に至る訳で、これがこの物語の肝であり怖いところなんだと思うんだけど、過去の出来事を遡っていくうちに理解力に欠けるオイラは「それとこれのどこがつながるの?」となってしまい、それがわからないうちに物語が進んでいってしまうので怖がる暇もなくて、はっきり言うとよくわからないままに映画は終わっていた。竹内結子ファンとしては、これ、竹内結子主演じゃなくてもよかったかな。だって彼女の笑顔が見れないんだもの。

  • レンタルにて。

    話題になってたから観てみたんだけど怖すぎワロタ。
    でっかい画面で見るの怖いからスマホで観てたんだけど、それでも怖いからめっちゃ小さくして観た。でも映像でビビらすという感じではないから音だけでも十分怖いね……。

    師匠シリーズとか、意味が分かると怖い話とか、そういうの好きな人は好きかも。
    でもしばらく映像が(どれだけ小さくしてても!)フラッシュバックして怖くなっちゃうので注意です。怖すぎワロタ。(とふざけていないと怖い)

  • 誰が、なぜ、事件を引き起こしたのか。
    聞いてしまった奇妙な「音」は、連鎖する不可思議な事件への招待状だった――。
    小説家である「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)という読者から、1通の手紙が届く。
    「今住んでいる部屋で、奇妙な“音"がするんです」
    好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、
    自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らはなぜ、“音"のするその「部屋」ではなく、
    別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。
    「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、そして「私」の夫・
    直人(滝藤賢一)らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。だがそれは、
    新たなる事件の序章に過ぎなかった―。
    すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?
    予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。

  • めちゃくちゃ面白かったです!
    話しても祟られる、聞いても祟られる。
    マンションの部屋ではなくて、土地が穢れている。しかも伝染性がある。
    そんなこと言ったら世界中どこもかしこもやんとは思うけど、絶対にあかん場所ってあるよなーって思う。
    ここはやばいって本能的に分かる場所。それが残穢なんだと思う。
    黒い影、最後のとこはちょっとやだったなぁ。あの机のしたのおっさんはなんなんやろ?
    でも、めちゃくちゃ面白かったです!

  • ブレア・ウィッチと続けて見たので「日本のホラーは叫ばないし走り回らないしプロットしっかりしてんなぁ」と思いました流石原作小野不由美。
    でも終わり方が…「え 終わり?」ってなったんだけど原作とは違うんかな…

    黒い影はちょっとチャチぃ感じであんまり要らなかった。床下でおっさんがヒソヒソやってる映像は怖かったけど。

    建物とか部屋とかじゃなくて土地そのものが穢れて、ってなると関西人は小さい頃から噂で聞いてる大阪千日前とかをさくっと思い出してしまうのでやっぱ怖い。

    しかしリング以降かな? 呪いはその場に留まらず不特定多数に伝染するようになってしまって厄介ですねぇ。昔の呪いは個人狙いだったのにね。
    噂話を聞いただけで呪われるとか貞子より強烈だよ…

  • 「呪怨」のような、家に住み着いた怨霊系の映画なのですが、怖がらせるだけのホラー映画ではなく、その家の過去の謎を調べあげていくミステリーの要素が前面に出ているところが好印象。

    ただ、その謎がどんどん拡散していって九州とかまで行ってしまうので、途中で着いていけなくなりました。ひとまず橋本愛が酷い目に合わなくて良かったです(笑)

    やっぱり、Jホラーを見れば見るほど、「やっぱり『リング』ってよくできてるよなぁ」という感想になってしまうな。

  • 畳をするような謎の音のする部屋に住む女子大生。
    その原因を辿り、前の住人、マンションの建つ前の土地の所有者とその音の原因を探るミステリー的なホラー。
    急にオバケが飛び出てきて驚かせる系ではない。
    途中までは面白かったんだけど、最後の最後にそれだと、映画のタイトル「住んではいけない部屋」から離れてしまってがっかり。
    肝試しをした連中が襲われるならわかるけど結構関係ない人がやられちゃっているし。あんまり理不尽すぎてもなぁ。
    それじゃ原因を辿っても霊障との関係性が薄れてしまってもったいない気がする。
    ちょっと残念。

  • 久しぶりに観たことを後悔する映画でした。
    お化けが「わっ!」といきなり出てきて驚かすような映画じゃないです。人の「業」や「念」みたいなものの方がよっぽど怖いのだと思いました。
    住んでいる土地のことは知っておいた方がいいです。

  • 欲を出しすぎて祟りのルーツ広げすぎでは。マンションの敷地から離れるべきでは絶対なかった。古民家探索の件や怖い絵の件、貞子まがいの黒塗り幽霊、話した人聞いた人みな祟られるという割に無事確定な奴と死亡フラグ立った奴の差があったりと後半全部残念。

  • ホラーは手を出さないんですが、友人が勧めるので鑑賞。
    ホラーには、怖いやつか面白くないやつの2種しかないと思ってますが、後者でした。

    見た僕に落ち度がありましたすみません。

  • 過去に小説を読み、恐ろしくて震えあがった記憶がある。その記憶が薄くなったから借りてみたけど、船底から水がじわじわっと染みてくるような冷たさがあって震えた。途中で具合が悪そうな〈小説家の私さん〉を見ていて心配になるくらいだった。現実的にも怖い。どこまで本当でどこまで物語なのか、不明瞭な粒子の粒がうごめくような過去の映像がまた怖かった。不明瞭さ、過去のうすぼんやりした記憶、境い目がはっきりしないのが一番怖いんだなと改めて実感させられた。

  • ふつう〜

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