面白すぎる天才科学者たち 世界を変えた偉人たちの生き様 (講談社+α文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.14
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (276ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 天才科学者17名の破天荒な人生を、女性目線で面白おかしく語った評伝。話題の中心は天才達の女性関係。浮気をしていたか、家庭や奥さんを大切にしていたか。アインシュタインやシュレーディンガーなど、女グセの悪い天才が結構多い。

    ニュートンやアインシュタイン、そしてシュレーディンガーは、その研究成果のほぼ総てをある一年あまりの間に成し遂げているのだという(ニュートンの場合は「驚異の一年半」、アインシュタインの場合は「奇跡の年」と呼ばれているらしい)。とても興味深い。先日読んだスピリチュアル系風に解釈すると、ハイヤーセルフや宇宙人とコンタクトして教えてもらった、となるんだろうなあ。SFチックな空想を膨らませると、確かに楽しい。

    取り上げられている天才科学者17名は、以下の通り。
    ・アイザック・ニュートン 女嫌いでケンカ好きの「政治屋」科学者
    ・チャールズ・ダーウィン 親のすねかじりの「家康的」野心家
    ・エヴァリスト・ガロア 絶望に縁取られた「間男」な天才美少年
    ・アンリ・ファーブル元祖 「昆虫くん」で超一級サイエンスライター
    ・アルフレッド・ノーベル 生涯独身、でも女に彩られたノーベル賞設立者
    ・南方熊楠 日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ、奇人ぶりも超人的
    ・アルベルト・アインシュタイン 実は女グセが悪い暴言家
    ・ニールス・ボーア 心ここにあらず、でも物理学界でも家庭でも良きパパ
    ・エルヴィン・シュレーディンガー 科学界の光源氏
    ・ハンフリー・デーヴィ 異例の大出世、でも嫉妬に狂ってしまった美形化学者
    ・マイケル・ファラデー 大科学者なのに清廉潔白、実は……?
    ・ヴォルフガング・パウリ 機械を壊す名人で「物理学界の良心」
    ・ヴェルナー・ハイゼンベルク 稀代の大噓つきか、単なる不器用なイケメンか
    ・アントワーヌ・ラヴォアジエ 近代化学の父、片腕は「雌ドラゴン」
    ・ニールス・アーベル 少女漫画のヒーロー的な数学者
    ・ロバート・オッペンハイマー 栄光と苦悩を一身に受けた「原爆の父」
    ・リチャード・ファインマン 「永遠の少年」の魔術師

  • ちょっと期待を高く持ち過ぎた。偉人たちの意外な一面を知れるというので興味を持ったわけだけど、あんまり意外感がない(他でも見かける)話が多くて。また、著者の感想というかコメントというかに興醒めになってしまうことも多く、敢えて女性目線というか視点を強調した、あるいは意識したのかなぁと思えてしまう部分が特にダメだったな。成し遂げた偉業なんかもさらっとなので、なんか一人一人の内容が中途半端な印象だけが残ってしまった。

  • ニュートンやアインシュタイン、ガロアなど、歴史に名を残す天才科学者の人間くさい素顔に焦点を当てて紹介した本。

    どんな天才でも一人の人間。凡人の私たちと同じように天才科学者にもダメなエピソードがあります。本書は著名な天才科学者たちの素顔を資料をもとに紹介しています。

    本書を通して天才科学者たちの素顔を知ると、彼らをもっと好きになると思います。

  • ダーウィンが金持ちな家にいたこと、アインシュタインの女性関係、等、ひとりの人間として見ることができるのは面白い。
    ただ、作者が女性としてこう思う、という面が全面にでてくるのが、少しモヤモヤする。

  • 2021.1.28
    科学者たちの人間味を知るのにおもしろい。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

サイエンスライター、東京大学大学院総合文化研究科特任准教授

「2023年 『科学コミュニケーション論の展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内田麻理香の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×