先生と私 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • - 人間の能力は、難しいことに挑戦しないと絶対に伸びない。試験に落ちることを恐がっていたらだめだ。
    - 「読書というのは、他人の頭で考えることだ。それだから、気をつけないと本ばかり読んで物知りになっても、人生はまったく豊かにならない。『この人はこういう考え方をしているのか』ということを理解したら、一回、頭を白紙にして、別の人の本も読む。そういうふうにいろいろな人の考え方をきちんと押さえておくと、ある時点から自分の頭で考えることができるようになる」

  • ○引用
    人間は、あまりに深く絶望すると、そのことを声に出せなくなるのだと思う。

  • とりわけ、著者の中学生時代の、自然に読書に熱中していく様子・環境を羨ましく思った。学習塾の講師の中には、彼の知的好奇心に応えられるだけの人物(国語教師と数学教師)が何人かいたのも幸運の一つだと思う。幼い頃から身近にあったキリスト教と社会主義、哲学に関わる考察も読んでいて面白い。北海道旅行の下りを読んで「塩狩峠」を読んでみたくなった。筆者の東欧・ソ連旅行記も読んでみたい。

  • 今度は、著者の中学時代、高校受験をめざす予備校時代の先生との出会いや両親とのやりとりなど。世間一般からみたらなんとも早熟でませた中学生だけど、小生も多少そういうところはあったから、受験生と内部進学の違いはあるけど、共感できる部分もある。それにしても、これもまた読ませるんだよねぇ。そして、最後は、春休みの卒業旅行で、北海道ワイド周遊券で、はくつるに乗って、北の大地に行くということで、これは一気に読んじゃうよねぇ。この作品もamazonで4.8くらいの評価に納得。

  • 2016/9/18 幻冬社電本フェアで、702円を334円でDL購入。
    2019/2/19〜2/26

    佐藤優氏の高校入学までの回顧録。中々個性のあるご両親に育てられたことがよく分かった。中学卒業時に、一人で北海道旅行に出さないよなぁ。
    あと、佐藤優氏が人たらしであることも垣間見える。新書で浦和高校時代のこともあるようなので、読んでみよう。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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