スプーンと元素周期表 (ハヤカワ文庫NF) [Kindle]

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  • 元素周期表が今の形になるまでの歴史を紐解き、同時に各元素にまつわるエピソードを紹介していく。元地球科学畑の自分としては、年代測定や太陽系形成など、地球科学分野の話題に少なからず触れられていることが嬉しかった。全体として周期表は縦の並びが鍵となっていることが伺え、似て非なる元素がもたらす奇妙な出来事の話は非常に興味深かった。周期表自体や元素の発見を巡る、学者同士のしのぎの削り合いの話も興味深い。理科系4科目と、世界史とを通暁して捉えられる内容で、化学を勉強する高校生にはぜひともおすすめしたい一冊。

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著者プロフィール

ニューヨークタイムズのベストセラー『The Bastard Brigade』『空気と人類:いかに〈気体〉を発見し、手なずけてきたか(白揚社)』(ガーディアン誌のサイエンスブック・オブ・ザ・イヤー)『The Tale of the Dueling Neurosurgeons』『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語(朝日新聞出版)』『スプーンと元素周期表(早川書房)』の著者。また、PEN / E. O. Wilson Literary Science Writing Awardの最終候補に2度選ばれている。著作はThe Best American Science and Nature Writing、ニューヨーカー、アトランティック、ニューヨーク・タイムズ・マガジンなどに掲載され、NPRのRadiolab、All Things Considered、Fresh Airでも紹介されている。彼のポッドキャスト「The Disappearing Spoon」は、iTunesのサイエンスチャートで1位を獲得した。ワシントンD.C.に在住。

「2023年 『アイスピックを握る外科医』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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