面白かったです。
お話そのものは、代理出産を取り扱った作品になります。
子供を望む富豪ブレイクと美しき女優ヴィクトリアのビッグカップルですが、事情があり、子供が授からない運命(実はヴィクトリアが子供を産みたくないから、不妊だと夫に嘘をついていただけ)。
それを気の毒に思い、ヒロインのベラは代理母となることを引き受けます。また、ビリー自身、子だくさんの両親のために多額の報酬を必要としていたからでもありました。
しかし、ベラにはけしてブレイクには言えない秘密があってー。
代理母として出産した赤ん坊のドル―が実は、ベラ自身の子供だったという筋書きには、興味を惹かれました。
ベラは代理母となっただけでなく、自身の卵子も提供したのですね。
ブレイクはそのことをまったく知りません。
出産後、ベラはブレイクの妻から
―二度と私たちの前に姿を見せないで。
と追い払われます。
しかし、ブレイク夫妻が離婚したことがきっかけで、ブレイクが再びベラの前に現れ、夏の間だけ赤ちゃんのナニーをして欲しいと頼んだことから、また二人の関係が激変します。
結果として、ブレイクはドル―がベラの子だと知り、結婚を申し込みます。
でも、ベラは自分が子供の母親だから求婚されたと思い込み、拒みます。また、ブレイクも幼少期、自らが母親に捨てられたため、女性・母親不信というトラウマを抱えています。
愛し愛されることに臆病なヒーローとヒロイン、ハーレの定番のカップルがここにもいました。
最後はやはりおきまりのハッピーエンド。
予め予想はついていたので、安心して最後まで愉しめました。