台湾とは何か (ちくま新書) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 中国に詳しい、、というジャーナリストがいたら間違いなくその人間は偽物だ。なぜなら中国は1人がカバーするにはあまりにも大きいから。ところが台湾や香港のレベルであればそういう人がごく稀にいる。本書の著者の野嶋さんもその1人。

    本書は台湾に関する論述をライフワークとされている著者が、そもそも台湾とは何か、ちいうことを真正面から取り上げた本。民進党政権が成立した当時と今では若干異なる部分もあるが、消費されるカルチャーではない台湾を知るための入門書としては最適な一冊。

  • ・7/13 読了.ここまで日中台3つの要素が絡み合ってしまうと自分が台湾人だったらアイデンティティーが崩壊してしまってたかもしれない.それを避けるために人は自分を納得させるための理由を探すんだろうと思う.でもヨーロッパや中東に行ったらそんな境遇の人たちは結構いそうだね.台湾人はうちらよりよっぽど国際人なのかもしれないね、そういう意味だと.

  • 国民党と民進党の政権交代の見方が大変分かりにくい。馬英九、国民党の評価が甘くないか。

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著者プロフィール

野嶋 剛(のじま・つよし):1968年生まれ。ジャーナリスト、大東文化大学教授。朝日新聞入社後、シンガポール支局長、政治部、台北支局長、国際編集部次長、アエラ編集部などを経て、2016年4月に独立。『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『認識・TAIWAN・電影――映画で知る台湾』(明石書店)、『蒋介石を救った帝国軍人――台湾軍事顧問団・白団の真相』(ちくま文庫)、『台湾とは何か』『香港とは何か』(ちくま新書)、『新中国論――台湾・香港と習近平体制』(平凡社新書)など著書多数。著書の多くが中国、台湾で翻訳刊行されている。

「2023年 『日本の台湾人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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