悩みどころと逃げどころ(小学館新書) [Kindle]

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  • Audibleにて。
    プロゲーマー梅原大吾と社会派ブロガーちきりんの異色な対談。

    「逃げずにもっとストイックに」という梅原大吾と、「逃げてもいいじゃん」というちきりんの真っ二つに割れる考え方。
    好みはわかれるところだけど、それぞれの主張は納得できるし、お互い嘘がない感じがすごく良かった。

    そんな正反対の二人が、それぞれ「いい人生だ」と自信を持っているのがかっこいい。
    結局は「周りに流されずに自分の"好き"を貫け!」ってことだと解釈した。

    【Action plan】
    ①レビューを気にせず本を読む、お店を選ぶ
    ②やりたいことはまずトコトンやってみる

  • 世界一プロゲーマーのウメハラと、社会派ブロガーのちきりんの対談本。なぜこの組み合わせなのかは不明。対談の書き起こしなので2人のやりとりで完結する。

    テーマは広く浅く分散する。勝負に対して逃げるか立ち向かうか、のテーマが2人の意見が一番割れた部分である気がする。個人的にはウメハラのストイックな部分のほうが好き。

    ・学校に行く意味
    ・結果とプロセスどちらが大事か
    ・人気が出るにはどうしたらいいか
    ・興味を持つ範囲
    ・やりたいことがあるのが幸せか
    ・つらいときに逃げるかどうか
    ・お金のためかどうか

  • 1.引用
    ゲームだってレベルが10まであるとすれば、7ぐらいまでは攻略本にノウハウが載っているけれど、8から先に行きたければ自分で考えて探すしかないから。

    長時間の勝負になると、要領のよさとか効率のよさだけでは勝ち続けられない

    自分と向き合うのを避けていると、どこかでツケが回ってきますよね。その場は逃げられても、「自分が本当にやりたいことは何だったのか」って考える場面が、いつかやってくる。

    今、僕が「いい人生」だと思えているのは、何年も罪悪感や不安感に苛まれながら、悩んで葛藤して苦しんだ時期があるから

  • ちきりんウメハラ対談本。ちきりんの少しだけ外した物の見方が好きなんだけれど、この本はやはりウメハラの突き詰め方が真似できないわーって所が一番。ウメハラはホントに何やっても一流なんだろうなー、追い込み成長マニアには敵わん。

  • いろいろな事にチャレンジすることと一つの事に熱中する事のバランス。

  • 現状の自分にとって、すごく価値のある本でした。

    良かったエピソード
    ・学校教育の意義
    ・結果とプロセスどっちが大事?
    ・半径2メートル以内VS半径2メートル以上先
    ・思考停止の呪文
    ・はじめからベストを見つけようと思うな

    個人的に学校的価値観の呪いをぬぐい去ってくれたのは、社会人になってからの読書でした。
    いろいろ影響を受けた作家さんはいますが、一番は森博嗣さん。
    今まで小中高と教えられた価値観は正に呪いだったんだなぁと感じさせてもらえました。
    そのおかげか、今では立派なアウトローな人生。
    世間一般の価値観よりも、自分が感じる違和感を重視すればするほど、世間の価値観とは遠ざかりました。

    それにしても、半径2メートル以上先を重視する人生って楽しそう。こんな考え方もあるんだなぁと。
    今からでもそうなってやろうと思いました。

    下記は良かった部分の引用(個人的メモ)。

    “つまんない状態はずっと前からだけど、学校の成績が良かったり会社の業績や給料もいいと、自分の中の疑問に向き合わずに済んでしまうってことですね。”

    “ズルをしない、楽をしない、リスクを取ってチャレンジを続け、誠実に戦ってきたか、みたいなことなんだけど、市場ってちゃんとそういうプロセスを評価するんですよね
    ーーーーー
    少なくとも僕は、誠実な敗者には誠実に対応します。だけどプロセスを大事にせずズルをしていると、負けた時に誰も味方になってくれない。総すかんになっちゃうんです。”

    “似ているのは、どちらも自分基準で生きていて、他社の評価に依存してないところかな。既製品の「いい人生」を追い求めてるわけじゃなくて、とても自己満足的に、「他社がどう言おうと自分はこうだから幸せです」という感じ。”

    “大きな船に乗っている人の多くは、まさにその何十年か後にいい人生だったと思えるかどうかを現時点で考えて、船に乗ってるんです。今の船の中はたいして楽しくないけど、ずっとここにいれば、80歳の時にはきっと「いい人生だった」と思えるはずだと、そう信じてるんです。「そんなところにいたら、老後に大変だぞ」とか言うんですよ。”

  • ウメちゃん目当てで。
    序盤はふたりの噛み合わない感じがあったが、中盤以降は会話がドライブしていくのが気持ちよかった。
    まったくタイプの異なるふたりが故に、話も横に広がっていくので参考になることが多かった。

  • ○感想
    それぞれが物事を徹底的に考え抜いていることが伝わってきて、とても楽しい読み物だった。
    同時に、両極端の価値観に触れることができたので、もっと早く読んでおけばよかった。

    ○今後の行動
    ・子供のためにも、まず自分が楽しい人生のためにもがいている姿を見せる

  • 2.5 某きりんとかのインテリは学歴とか己の持ってるものを否定して悦に入りがち

  • 学校エリートのちきりんさんと、学校ではずっと寝ていたが格ゲーの世界王者うめはらさんの対談。うめはらさんはこの本で初めて知った。うめはらさんが生きてきた世界が自分とすごく異なるので、うめはらさんの語る学歴の必要性、挫折の考え方が参考になった。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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