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感想・レビュー・書評
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(2022/32)前巻、キリヒトの「キリヒト」としての役割が明らかになり、ラノベ的に無双を発揮したが、今回は無双ぶりが影を潜めた感じで、マツリカに刺客による呪いがかかる。このシリーズでは、音声なのか文字なのか手話なのかによらず、「言葉」というものが非常に大きな意味を持っているけれど、特にマツリカにとってそれがどんなに大きなことか。外交にも乗り出し、いよいよ物語は大詰めへ。盛り上がっているんだけど、意外と静かな雰囲気でもあるんだよなぁ。
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あいも変わらす、難しい言葉で長い説明。
普通に書くと半分ぐらいで終わるんじゃないか?
地下水路や禁書など自分が言いたいことを書いてるだけじゃないか?と思っていたけど、一応伏線になってた。
話は面白いんだけどねー。 -
一の谷の高い塔では、辺境諸州を襲う動乱の予想をしていた。兵力が全土に展開して伸び切ってしまった一の谷では全ての辺境諸州で戦を続けるのは愚策だった。後ろで紐を引く大国ニザマとどう伍していったらよいか。高い塔の魔女マツリカの策が冴える。難しい漢字や熟語が出てくる。言葉の世界を操る魔女が登場するからかな。
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シリーズの3冊目▲不作に苦しむアルデシュ国と〈一ノ谷〉は今まさに戦端を開こうとしていた。背後にはニザマ国がおり、高い塔は奇策と外交による戦争回避を目論む▼近衛兵たちは命を落とすことなく図書館付き衛兵として生活を保てて良かったね。地下水路は冒険だけだと勿体ないなと思っていましたが、こう来るかと納得。魔導書に関する議論は楽しく自由主義なのかカオスなのか、帝のロウな立場との激論と合せて楽しめました。伏線なの?次々と繰り出される刺客に、固く結束した図書館側がどのように戦い、嵌められた奸計を跳ね返す!(2013年)