木馬の騎手(新潮文庫) [Kindle]

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  • 少年少女を主人公にした短編12集。
    内容は様々だが、どれもどこかもの寂しい雰囲気がする。
    どれも主人公の子供視点のため、細かな背景や説明は主観で省かれているが、察せずにはいられない。
    特に最後の「メリー・ゴー・ラウンド」は切ない。
    父の精いっぱいの優しさとどうしようもない辛さ、この先・・・。
    すべて奇妙な感覚が残るが、でも決して後味は悪くない。
    217冊目読了。

  • 大学受験のとき、現代文のテキストで何度か三浦哲郎の文章に遭遇したことがある 思い出して買ってみた
    「メリーゴーランド」と「鳥寄せ」
    読み終わったら心がしんみりする

  • 東北弁が懐かしく、せつない本

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著者プロフィール

三浦哲郎

一九三一(昭和六)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。五五年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、六一年「忍ぶ川」で芥川賞、七六年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、八三年『少年讃歌』で日本文学大賞、八五年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、九一年『みちづれ』で伊藤整文学賞を受賞。短篇小説の名手として知られ、優れた短篇作品に贈られる川端康成文学賞を、九〇年に「じねんじょ」、九五年に「みのむし」で二度にわたり受賞。他の著作に『ユタとふしぎな仲間たち』『おろおろ草紙』『三浦哲郎自選全集』(全十三巻)などがある。二〇一〇(平成二十二)年死去。

「2020年 『盆土産と十七の短篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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