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感想・レビュー・書評
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大平先生の著作を読むのは、「豊かさの精神病理」「やさしさの精神病理」に次いで3冊目。
精神科にやってきた、症状の度合いも悩みも様々な患者たちの人生を、色々な質問をすることで解き明かしていく。
話し方はユーモラスだし、例えとして童話を使うし、一見軽く見えもする。その実、相手の洞察に神経を使っているのが伝わる。本当にその人にぴったりの童話があるものか?と思いつつも、面白い。
メンタル系の実用書なども読んで思うけど、要素が複雑に絡み合っていて原因が分かりづらいだけで、悩みそのものは割と皆同じなのかも。仕事、人間関係、お金、容姿、趣味、健康、そんなところ。
人生を解きほぐす取り組み、一旦やってみたい気もする。「自分の物語」、私も欲しい。
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