新幹線の歴史 政治と経営のダイナミズム (中公新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 元々なぜ新幹線が全国に整備されたかというと、地域格差をなくし地方の活性化を目指すものだったのに、結果的に東京一極集中が進んだとは皮肉なものだ。
    しかし東海道新幹線の開通に至るまでの資金難など幾多の困難を乗り越え、近代日本の産業基盤を作ったことはその時代としては比類なき偉業かと思う。
    しかし、当初予算を大幅にオーバーしてもなんとしても事業を完遂させる政治力は、現在のオリンピックや万博をみても何も変わってないなと思う。
    全国に張り巡らされる整備新幹線は、今後の人口減少を踏まえると費用便益比がかろうじて一を超える程度というのも将来を見越したときに不安材料だなと思う。

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著者プロフィール

1956年、東京都江戸川区生まれ。亜細亜大学講師、一般社団法人交通環境整備ネットワーク相談役、公益事業学会、日本交通学会会員。専攻・交通政策論、日本産業論。「鉄道ジャーナル」に論考を執筆するほか、著書に『鉄道会社の経営』『新幹線の歴史』『通勤電車のはなし』『鉄道と政治』(中公新書)、『JR北海道の危機』『JR九州の光と影』(イースト新書)、『鉄道会社はどう生き残るか』(PHPビジネス新書)などがある。

「2023年 『日本のローカル線 150年全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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