- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988021145275
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
番組終了後、収録もなかったので、思い立って映画観てきた!
「スポットライト~世紀のスクープ~」
ボストンの風土的なことや、カトリックの宗教的なことに、あまり馴染みがないので、そこを汲み取るのに少し時間が必要だったけど、そこも丁寧に描かれていたので、徐々に入り込むことが出来ました。
そしてこれは実話です。
それも、そう遠くない過去の。
ニュースも覚えてます。
でも、遠い国の現実味のないニュースとして私は流してしまっていました。
記者たちが、反対されたり妨害されたり、また911という大きな事件のためにたち消えそうになったりしながらも、諦めず真実を追求していく姿に感動しました。
性的虐待や性犯罪は明るみになりにくいために後を絶ちません。
この作品が、それらの問題への一石になることを願います。
そして被害者の方々に、幸せな未来がありますように願います。
嗚咽を堪えながらエンドロールを見つめました。
実話を元に、ここまでまとめ上げられたドラマは、アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しました。
少しでも多くの方に観て、考えてほしい。
それぞれに。 -
淡々と進んでいくのがとても良かったです。
教会ぐるみで、神父たちの性的虐待を隠蔽していたのを新聞記者たちが暴いて記事にしたという実話を元にしている作品ですが、ドラマチックに描かれてなくて静かに熱くて。
こうあるべき、とか普段は使いたくないけど、マスコミは本来こうあるべきだよなって思いました。
教会って聖なるものという感覚が今より強いだろう時代にここまで出来たというのは凄いです。それ程、正義感のような、埋もれさせてはならないみたいな思いも強く持てたのかもしれません。
ラストに羅列された事実に更に驚きました。多過ぎる。
闇に葬られたままでなくて良かった。 -
カトリック聖職者による性犯罪というスキャンダルに真っ向から切り込んだドキュメンタリー。
カトリックが組織ぐるみで隠蔽するなんて言語道断。今回はボストン・グローブ紙の記者たちが暴いた大スクープだったのですが、それもおそらく氷山の一角なのだろうと思います。
被害者の身体的苦痛、そしてトラウマになるほどの精神的苦痛はどれほどのものだったのだろうか。
記者たちがただひたすら「真実」と「正義」を追い求めて奔走する姿が印象的。闇に葬ることはたやすいのに、白日のもとにさらすのはなんて難しいことなんだろう。カトリックの闇は深い。 -
事件のことを知りたくなった。
記者たちカッコいい!報道メディアに憧れる人がいるだろうなー -
「知らない事も罪になる」
ずしもそうとは思わないがそう思える
この事件、まったく知りませんでした
神を信じ神を崇めていた人たちへのとてつもない仕打ち
被害者も信者もどれだけショッキングな事でしょう
この神を騙る組織は何千年も人の善意を貪る悪徳な団体なのではないかと思える事件です
そう思う人も少なくはないはず
信じるものはどうなるの?
救われるの?
犯されるの?
もしかしたらお寺や神社でも??
やだやだ、どこまで世の中は腐敗しているのか
これじゃ心底真面目にしている司祭様や神父の住職、神主さんまでが信用をなくしてしまうではないか
-
秀作やなあ。実に普通に過剰なキャラ設定もないところがいい。丁寧でグイグイ引き込まれる。、地のひとのしがらみがよくでてるし、なかなか計算され尽くしたバランス感覚で、各立場の生活に根差した価値観みたいなモノをうまくえがいている。
-
カトリック教会の闇を暴いた記者達が凄いです。
ただでさえ驚愕してるのにエンドロールで絶句。
こんなの見てしまったら何を信じればいいのか分からなくなりますね。
地味で淡々とした作品でしたが、とても見応えありました。 -
素晴らしい作品でした。
ジャーナリズムって本来こう言うことなんですよね。徹底した調査聴取を尽くし、ペンの力で弱きを助け、惡を正すこと。ただし、影響を受ける組織や自治体、それに被害者と加害者両者の立場をも斟酌して推敲を重ねたうえで記事として上梓する。圧力には屈しないし、熱情が迸る。
マークラファロいい仕事してますよ。売れっ子ですね。しかも役柄も様々なのにどれ観ても見事ですよね。これからが楽しみな役者さんですねぇ〜
リーブシュレイバーってこんな社会派っぽい落ち着いた役柄も良いですねぇ。枯れ枯れのキートンはバードマンあたりからいい作品選んでるなぁ〜
日本のジャーナリズムやジャーナリストさん達にも是非鑑賞して欲しい作品です。