スポットライト 世紀のスクープ[DVD]

監督 : トム・マッカーシー 
出演 : マーク・ラファロ  マイケル・キートン  レイチェル・マクアダムス  リーヴ・シュレイバー  ジョン・スラッテリー  スタンリー・トゥッチ 
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  • / ISBN・EAN: 4988021145275

感想・レビュー・書評

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  • 劇場で視聴済みなので、2回めの視聴。
    ”グレース・オブ・ゴッド”(カトリック教神父による少年への性的虐待)の先駆けとなったこの映画も観たくなって。
    ほんとこのグローブ紙が暴いてくれなかったら、被害者が日に日に増え続けていたと思うと、誇張ではなくほんとに”世紀の大スクープ”だったね。
    あの異動になってきたユダヤ系の局長?グッジョブだわ。

    Spotlight 2015年 129分 米 Wowow
    監督 : トム・マッカーシー
    出演 : マーク・ラファロ マイケル・キートン レイチェル・マクアダムス リーヴ・シュレイバー ジョン・スラッテリー スタンリー・トゥッチ

  • 番組終了後、収録もなかったので、思い立って映画観てきた!

    「スポットライト~世紀のスクープ~」

    ボストンの風土的なことや、カトリックの宗教的なことに、あまり馴染みがないので、そこを汲み取るのに少し時間が必要だったけど、そこも丁寧に描かれていたので、徐々に入り込むことが出来ました。

    そしてこれは実話です。
    それも、そう遠くない過去の。
    ニュースも覚えてます。
    でも、遠い国の現実味のないニュースとして私は流してしまっていました。

    記者たちが、反対されたり妨害されたり、また911という大きな事件のためにたち消えそうになったりしながらも、諦めず真実を追求していく姿に感動しました。

    性的虐待や性犯罪は明るみになりにくいために後を絶ちません。
    この作品が、それらの問題への一石になることを願います。
    そして被害者の方々に、幸せな未来がありますように願います。

    嗚咽を堪えながらエンドロールを見つめました。

    実話を元に、ここまでまとめ上げられたドラマは、アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しました。
    少しでも多くの方に観て、考えてほしい。
    それぞれに。

  • 淡々と進んでいくのがとても良かったです。
    教会ぐるみで、神父たちの性的虐待を隠蔽していたのを新聞記者たちが暴いて記事にしたという実話を元にしている作品ですが、ドラマチックに描かれてなくて静かに熱くて。

    こうあるべき、とか普段は使いたくないけど、マスコミは本来こうあるべきだよなって思いました。
    教会って聖なるものという感覚が今より強いだろう時代にここまで出来たというのは凄いです。それ程、正義感のような、埋もれさせてはならないみたいな思いも強く持てたのかもしれません。
    ラストに羅列された事実に更に驚きました。多過ぎる。
    闇に葬られたままでなくて良かった。

  • カトリック聖職者による性犯罪というスキャンダルに真っ向から切り込んだドキュメンタリー。

    カトリックが組織ぐるみで隠蔽するなんて言語道断。今回はボストン・グローブ紙の記者たちが暴いた大スクープだったのですが、それもおそらく氷山の一角なのだろうと思います。
    被害者の身体的苦痛、そしてトラウマになるほどの精神的苦痛はどれほどのものだったのだろうか。

    記者たちがただひたすら「真実」と「正義」を追い求めて奔走する姿が印象的。闇に葬ることはたやすいのに、白日のもとにさらすのはなんて難しいことなんだろう。カトリックの闇は深い。

  • 事件のことを知りたくなった。
    記者たちカッコいい!報道メディアに憧れる人がいるだろうなー

  • 「知らない事も罪になる」

    ずしもそうとは思わないがそう思える

    この事件、まったく知りませんでした
    神を信じ神を崇めていた人たちへのとてつもない仕打ち
    被害者も信者もどれだけショッキングな事でしょう

    この神を騙る組織は何千年も人の善意を貪る悪徳な団体なのではないかと思える事件です
    そう思う人も少なくはないはず
    信じるものはどうなるの?
    救われるの?
    犯されるの?
    もしかしたらお寺や神社でも??

    やだやだ、どこまで世の中は腐敗しているのか
    これじゃ心底真面目にしている司祭様や神父の住職、神主さんまでが信用をなくしてしまうではないか



  • 秀作やなあ。実に普通に過剰なキャラ設定もないところがいい。丁寧でグイグイ引き込まれる。、地のひとのしがらみがよくでてるし、なかなか計算され尽くしたバランス感覚で、各立場の生活に根差した価値観みたいなモノをうまくえがいている。

  • カトリック教会の闇を暴いた記者達が凄いです。
    ただでさえ驚愕してるのにエンドロールで絶句。
    こんなの見てしまったら何を信じればいいのか分からなくなりますね。
    地味で淡々とした作品でしたが、とても見応えありました。

  • 2016年5月 映画館にて、、、

    2015年アメリカ
    監督 トム・マッカーシー
    マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス

    アメリカの地方新聞「The Boston Globe」の記者達がカトリック教会の醜聞を暴くお話。実話。2002年に最初の記事が出てます。

    作品の作りは地味です。
    ハリウッド的な物語の抑揚も抑えられて淡々と進みます、が故に引き込まれます。

    ボストンという古い街の古い由緒ある新聞社が(たぶんネットの台頭により)都会の大手新聞社の買収され、買収先から新局長がやってくるところから始まります。
    古い街においてはいわゆる「よそ者」
    「よそ者」だからこそ、しがらみにつぶされることなく新鮮な眼で事件に疑問を抱き掘り下げるように指示します。
    その内容が===カトリック教会の神父が少年達に性的虐待をはたらき、おまけにそれはカトリック教会が組織的に隠ぺいしていたという、ちょっと信じがたい事件===

    ボストンという古い閉鎖的なそしてカトリック系の多い街でカトリック教会を敵にまわし、大々的にスクープとして悪を暴くのですが、記者たちの実際の活動は地下室に眠っていた資料を引っ張り出してみる。被害者ひとりひとりに話を聞いて回る。と、とてもモチベーションなしではやってられないほどの地道な作業。


    この手のお話。。。。
    カトリック系の神父による性的虐待のお話は聞いたことあります。
    妻帯しないからなのか、もともとそういう趣味のある人が好んで神父になるのか、、、などと聞いたことあります。
    作品の中で、元神父って人にお話を聞くシーンがありました。
    彼はあっさりと虐待の事実を認めてましたが「でも、悦びは感じられなかったんだよねぇ」「なぜやったって、僕もされたから」風なことを言ってました。
    これってどういう意味なんでしょう、、この元神父も子供時代に当時の神父から性的虐待を受け、その後、少年を自分のものにすることで神父さんは悦びを感じるんだ^^と思いこみ(ちょっと病んでる感ある)神父になった。少年を犯したけど悦びは感じれなかった。そして神父を辞めた。そんな展開?

    結構衝撃的でした。
    でもグローブ社がスクープして、、その後カトリック教会は組織的に改善されたのでしょうか?枢機卿はなんと、、栄転してるし。
    その後の事実を知りたいです。

    出演してた役者さんは実力派揃いらしい。
    主役のマイク役マーク・ラファロはアベンジャーズのハルク。女性記者サーシャ役レイチェル・マクダマスはミッドナイト・イン・パリのイネス。局長バロン役はソルトのあの、、、相棒?上司?役の人。
    ロビーの友人悪徳弁護士?にはホームランドの副大統領が出てたし、、、
    そして、映画館で声あげそうになったのは、結局何役かわかんないけど、たぶん、ボストンの重鎮と思われる人役、、、にCSIのジム警部が(笑
    「警部や」って声出しそうになりました(笑

  • 素晴らしい作品でした。
    ジャーナリズムって本来こう言うことなんですよね。徹底した調査聴取を尽くし、ペンの力で弱きを助け、惡を正すこと。ただし、影響を受ける組織や自治体、それに被害者と加害者両者の立場をも斟酌して推敲を重ねたうえで記事として上梓する。圧力には屈しないし、熱情が迸る。
    マークラファロいい仕事してますよ。売れっ子ですね。しかも役柄も様々なのにどれ観ても見事ですよね。これからが楽しみな役者さんですねぇ〜
    リーブシュレイバーってこんな社会派っぽい落ち着いた役柄も良いですねぇ。枯れ枯れのキートンはバードマンあたりからいい作品選んでるなぁ〜

    日本のジャーナリズムやジャーナリストさん達にも是非鑑賞して欲しい作品です。

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