明智小五郎事件簿2 「一寸法師」「何者」 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「一寸法師」は陰惨怪奇な謎に包まれてて面白かったけど、どこか物足りなさ?間延び感も。そこがまた意外で楽しめた。江戸川乱歩自身もこの作品には幼稚さを感じて自己嫌悪に陥り休筆したという解説を読んで、自分に厳しい人なんだなあと思ったり。

    「何者」は明智小五郎が小憎らしく爽快で話を締めくくってくれて好き。また好きな作品が増えた。単純に嬉しい。

  • 猟奇殺人、江戸川乱歩らしいです。文章は現代では表現できないような差別用語が凄い、当時は別になんともない時代だったのでしょう。

  • 「一寸法師」は、かなり猟奇的な作品。妖しい魅力にひきずられて読んだけど、現代の視点から見るとやっぱり一寸法師浮かばれねえ……となる。

    「何者」は、解説で法月倫太郎氏も書いているように、ちゃんとした本格推理中編。「わあ!」という驚きもあって満足して読み終えた。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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