正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考 [Kindle]

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 7
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感想・レビュー・書評

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  • 具体的な仮説立ての方法というより、事例の紹介が多かった。

    ググっても出てこない答え、超仮説

    問題を解く時は、定義に9割の時間を使う

    とにかくたくさん経験を積む。これがググっても出てこない答えを出すために必要なこと。

    Googleの使い方、思いついた仮説を検索してみて、ヒットしたらその仮説は捨てる。

  • 世界の見方をかえることができる本。

    "大きな価値は自分に見えない世界にある"とい一節は、そうかもしれないと共感できた。
    定期的に再読したい良本でした。

  • 常識にとらわれない、斬新なアイデアを生み出すには?自分の思考の枠を超え、新たな価値を生み出すための思考法「超仮説思考」について解説する書籍。

    3C分析、SWOT分析等々のフレームワークは、自分が答を知らない問題に対して、仮説(仮の答)を考える際に役立つ。だが、フレームワークには、問題を単純化して唯一の「正解」を導くという、構造的な限界がある。
    このため、答が1つではない問題を解こうとすると破綻することが多い。

    今日、検索エンジンによって、知らない領域でも簡単に仮説を立てられる。だが、誰でも検索すれば得られる答からは、新たな価値は生まれない。これからは検索しても出てこない仮説、「超仮説」をたぐり寄せる力が真の価値を生む。

    人の脳の活動の8割は無意識の世界で行われている。そこでは、経験したことにタグをつけて記憶しておく。そして外部から刺激を受けた際、その刺激と関連するタグを持つ記憶を検索し、引っかかってきた記憶を組み合わせて、刺激を解釈するためのモノの見方をつくり出す。よって、新しいモノの見方を発見するためには、自分の経験を広げることが重要になる。

    自在なモノの見方は、経験を積む他、次のようなトレーニングによっても獲得することができる。
    ・見えない世界にイマジネーションを広げる:課題を自問しながら、知らないところに出かけ、知らない人に会う。そして気になったことはメモする。これを数週間~数カ月間続けると、頭の中にひらめきが浮かぶ瞬間が訪れる。
    ・人の心の中に入り込む:「何が人の喜怒哀楽を生み出すか」といったことを考える。製品ではなく人間が主役の今日、こうした問いに答えることで、大きな企業価値を生み出すためのアイデアが生まれる。

  • 情報量が少なく、文章が舌足らずで、読んでいてなにか物足りない。論文買った方が面白い示唆が得られる。デザイン思考やシステム思考の本を読んだ方が考え方は身につく

  • 「唯一の解があるという前提を捨て、イマジネーションを広げてみよう」「頭に浮かんだ10個のネタは捨てる。11個目から先に大きな価値を生むアイデアが含まれている」楽は出来ない。頭を使わなきゃと感じた。

  • 各章のまとめがあるのでそこだけ読んで分からなければその該当箇所を読んで理解していける本だった。

    ただ、「超」仮説というのは普通に考えつく仮説ではなくその先の仮説を立てる事で、実践していかなければ身に付かない。それがどう考えるか、例えも交えて書かれている。

    まぁ……日々トレーニングしていけば筆者の言う「超仮説」を立てて新しいアイデアを出す事が出来るかもしれないが、「パッと思いつく事の一歩先を考える」ものらしいから一朝一夕には出来るものではないかな、と思う。
    そもそもの仮説思考は、仕事をする上でアイデアを出す、というより、取り組む内容に関して仮説を立ててから検証するモノだと思っていたけど、「はじめに」にも書かれていたアイデア出しの思考法のトレーニング本。
    素早く仕事をこなすための思考法なら「仮説思考」で充分かなと思った。正直、仮説思考をトレーニングしていけば、この筆者の言う「超仮説」も出来るようになりそうだし。

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著者プロフィール

コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社社長
1987年神戸大学経済学部卒業。大手銀行勤務、ウィリアム・マーサーを経て、2006年ヘイコンサルティンググループにディレクターとして入社。07年より現職。1991年ロンドン・スクールズ・オブ・エコノミクス(MSc)修了、92年シカゴ大学ビジネススクール(MBA)修了。

「2017年 『超ロジカル思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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