枕草子解環 全5巻セット (1981-1982年)

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  • 注がとにかく詳細なので勉強になります。

     枕草子のいわゆる「ものづくし」の段、なにげに読み飛ばしてしまいがちですが、そういうところにこそ、なにやら深い注釈がついていたりして面白いです。

    萩谷先生の人生をかけた注釈、戦後復員してきて、疎開している父に会うために、瀬戸内海をわたる船にのったところ、子供のころの清少納言が見たのと同じ、船頭が丸太をほいほい海に投げ込むのを見たとか、味わい深い話がのってます。

    筆者の人柄が前面にでていることで、これはバイアスがかかってるのではないかとか、これは違うんではないかとか思うことも多いです。

    現代ではどのような評価をされているかわかりませんし、一から五巻まであり、長いですが、面白いと思いました。

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著者プロフィール

1917年大阪市生まれ。東京帝国大学大学院修了。二松学舎大学、大東文化大学名誉教授。著書に「平安朝歌合大成」「ボクの大東亜戦争」「風物ことば十二カ月」など。

「1986年 『ボクおじさんの昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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