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感想・レビュー・書評
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注がとにかく詳細なので勉強になります。
枕草子のいわゆる「ものづくし」の段、なにげに読み飛ばしてしまいがちですが、そういうところにこそ、なにやら深い注釈がついていたりして面白いです。
萩谷先生の人生をかけた注釈、戦後復員してきて、疎開している父に会うために、瀬戸内海をわたる船にのったところ、子供のころの清少納言が見たのと同じ、船頭が丸太をほいほい海に投げ込むのを見たとか、味わい深い話がのってます。
筆者の人柄が前面にでていることで、これはバイアスがかかってるのではないかとか、これは違うんではないかとか思うことも多いです。
現代ではどのような評価をされているかわかりませんし、一から五巻まであり、長いですが、面白いと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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