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感想・レビュー・書評
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読書にどっぷりはまったころに読みました。
このほかにも、読書の仕方、読書の方法、読書の意味など、こんなに本を読む時間に時間とお金を使うことが、無駄ではないのかと、考えたとき数冊そいうい本を読みました。どれもこれも、参考になったので、読むことが好きな方にはぜひたちどまって読まれるのも面白いかと思います。
ほかそのとき読んだ本も本棚に入れました。
そして、私なりの結論は、読みたいように読む笑
そして、無駄な時間ではない!
そして、今も悩むのはよんで共感して、身につけたいと思ってもなかなか身につかないこと。
でも、本の全部じゃなくても、本当にここってところはふとしたときに、あんなこと書いてた本があったよなーくらいに思い出されたとき、読んでよかったと思うし、あまり、再読とかしないけど、新しい本が次々よみたいので、、、同じような物にであうこともあるし、それを感じられるのも少しは残ってるからと信じてます。 -
思索・文体・読書について三篇で構成されており、どの篇も難解すぎるものではなく、短いので非常に読みやすい。
本書を通じて特に心に残った個別要素は2点。
1点目は、文体は所詮、思想の影絵に過ぎず、書き方が不明瞭か拙劣であることは、考え方が曖昧または混乱しているかのいずれかであること。分かりにくい難解な言葉で表現しようとするのではなく、具体的な表現で書くべきである。「普通の語で非凡なことを言うこと」が理想である。
2点目は、多読は自分でものを考える力を失わせること。読書というのは他人の頭で考えてもらうことであり、自分の頭で思索することができなくなってしまう。多読はさまざまな思想を自身の精神に押し付け、精神から弾力性を奪い去ってしまう。
個別では以上が気にかかった。また全体を通しての主張で、最も気になったことは、現代(当時19世紀)の大量に生産・消費される書籍は敬遠すべきで、古典を初めとする真なる書籍に取り組むべきということである。
前者は悪書が多く、金のために書かれた作品が多いため、精神に悪影響が出る。一方後者は真に文学のために書かれており、真に私たちを育て、啓蒙する。
21世紀の現代ではより顕著にその傾向が見られると思う。著者と読者の壁がどんどん薄くなり、筆をとる者も以前に比べてかなり多い。その結果大量の書籍が産み出され、大半が悪書であろう。そういったなかで良書を読むための条件は、悪書を読まないことだという。悪書は大抵数年で淘汰されることから鑑みるに、100年・200年以上読まれている書籍に真に取り組むのがよいのかもしれない。 -
1篇め「思索」
全体タイトルからまさかの「読書批判」。
同じ結論が得られるにしても、自分で考えた結果であるほうがずっと意味がある。
読書は思索の代用品。だから多読はダメ。という要旨。
3篇め「読書について」
最近の流行りの本なんて読む時間があったら古典を読め、という話。
できれば古典語(ラテン語?)で読め、とも言っている。
残りの1篇は修辞についてなので、日本語で読んでもあまり面白くないのでパス。
感想
本屋に並んでいるほとんどの本がくだらないものに見えて、次に読む本を買わずに書店を出てしまいました。。
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自分の頭で考えることが第一。
そして悪い考えがめぐるようなときは、読書をするべき。
「読書は、他人にものを考えてもらうことである。」 -
分厚さとしては薄いが、3章立て。
本を読むとバカになる、というような勢いで本読みを罵倒するところから始まるこの本は読者好きが敬遠してしまうかもしれない。しかし読み進めていくと、この時代は色んな本が乱立した結果、言葉の使い方がメチャクチャな本まで平気で出版されていたり、そういう状況に腹を立てていることがわかる。
中でも匿名で文章を書く人と正しいドイツ語を使わず自由に省略して本を書く人への憎悪はすさまじい。この薄い本の何割を占めているだろうか。匿名文書に対してはぞんざいな対応でいい、とまで言い切っており、昨今のSNSによる誹謗中傷もこのスタンスを取れば大体は解決するだろう。そして匿名で本を出版させること、間違っているうえにちっとも美しくない文法を使う著者に本を書かせることが相当許せないらしく、これは編集者や出版社がヒヤヒヤするかも。しっかしそれにしても言葉遣いわるいな…翻訳者楽しんでたならいいけど…(笑)
それと悪書を読むな、本を読むだけなのは著者の思考をなぞるだけで時間の無駄だから思考しろ、というのも何度も出てくる。本をたくさん読んだだけで偉そうな人にこの本を読んでもらったらどう思うかな〜と思考してみます。 -
私があまり本を読めていない言い訳を代わりに書き記してくれている。
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私情入れ込みすぎじゃない?ってくらいの熱弁にちょっと笑ってしまった。固有名詞まで出してくどくど批評するあたりショーペンハウアーの人柄とても出てます。内容は現代にも通じるもので、読書は読んで終わりではなく読んだらアウトプットをすることが大事だとわたしは受け取りました。アウトプットを出すまでには必ず思索する過程があるはずだから。わかりやすい文章についても文法から厳しく語るだけあって、先生の著書はさすがに読みやすいです。これは翻訳の斎藤氏にも拍手を送らねばならないと思います!
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