新潮 2017年 02 月号 [雑誌]

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910049010273

感想・レビュー・書評

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  • 舞城王太郎「秘密は花になる」

  • 舞城王太郎さんの「秘密は花になる。」。
    読みやすいが、やはり舞城さんは苦手だ。
    高井有一さんの遺稿(未完)「帰還」。
    おもしろいのに未完なのは残念。
    大城立裕さんの「辺野古遠望」。
    静かで冷静な文章に好感をいだく。
    岸政彦さんの「背中の月」。
    岸さんの作品はいつもどおり cool だ。
    安田登さんといとうせいこうさんの対談「漱石と能楽~謡えばわかる!」。
    知らないことを知る。ちょっとうれしい。
    福田和也さんの「絵画と言葉」。
    重いけどすてきな話だ。
    やなぎみわさんの「当てどなき熱移動 - 中上健次が誘うトラフィックとトランスファー」。
    舞台演劇の沼の話。
    四方田犬彦さんの「舞台は全世界 渡邊守章演出『繻子の靴』をめぐって」。
    これも知らないことを知る。
    江南亜美子さんの「語り得ること/得ないことへの疑義 高村薫『土の記』論」。
    江南さんがそこまでおっしゃるのなら、「土の記」読みたいな。
    安部ねりさんの「茗荷谷の安部公房」。
    安部公房さんのミニ情報。

  • 舞城王太郎、「秘密は花になる。」
    舞城は、たぶん親としての自分を生きている。
    美味しいシャワーヘッド、も、たぶんシャワーヘッドで遊ぶ子供からインスピレーションされている。そして私はそんな彼を追体験した気になっている。

    夢でほくそ笑むこと。何かと束縛の多い現実だからこそ、夢の中だけでも自由でいたい。嫌いな自分を好きになるために、人を利用してはいけない。答えを出すことで満足してはいけない。でも、答えを出して前に進むことは大事だ。舞城に勇気付けられて、今日もまた進む。

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