完全記憶探偵 下 (竹書房文庫) [Kindle]

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  • キャラ設定が上手く、面白い。白鵬級のメガトン男エイモスが、人生の前半で二度も悲惨な事件に遭遇。それにより、特殊な脳の働きを取得。結果的にはそれが事件解決に直結して行くわけではないものの、陰惨な事件と殺されまくる展開のストーリーをなぜか、カラっとさせているし、面白みを加えている。

    上巻では全く犯人の目星が経っていないため、下巻で案外、あの人が??という意外性の線を想像していた。
    小さなほころびから浮かび上がるとある組織‥そこに蠢く人々と関係者。一挙に解決へ向かっていくのだが。

    結構 執筆が有る筆者・・調べてみると邦訳されているのが少ない・・最近も。人気が今一つなのかな。

  • 主人公は、元プロフットボール選手で、元警官のエイモス・デッカー。彼はフットボールでの試合中の事故により、選手としての未来を代償に、後天的にサヴァン症候群となり、物事を完全に記憶し忘れない能力と共感覚を獲得した。その後、彼の妻と娘が何者かによって惨殺され、失意のうちに退職。自堕落な生活を送っていた。
    そんな中、彼の妻と娘を殺害したとして、男が自首。それと間を置かず彼の出身高校で銃の乱射事件が起き、多くの人が死亡する事件が起こる。持ち前の記憶力で犯人探しを始める主人公の物語。
    この本もミステリーとしては上質で、あっという間に読み終えられ、十分に楽しめる。

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