逃北 つかれたときは北へ逃げます (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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  • 能町みね子さんのエッセイ。

    北国(定義は著者参照)のとがったところとか、少しさみしいかんじのところとか、旅をしているところが魅力的。

    北国へ惹かれる気持ち、わかる。

    なにか、こう、惹きつけるものがある。


    しかし、何より、観光を目的とした旅ではなく、「そこの住民として」行動するという、能町さんの感覚に頷く。
    「ヴァーチャル地元民生活」。


    グリーンランド、訪れたい。

    「でも、私はそういうところよりも、『ここで暮らしてたら行くであろうところ』が好きなのです。」


    「街をうろうろ散歩したり、ただ喫茶店などえダラダラしたり、したい。」

    こういう旅、素敵。

  • 小生も、北と、とんがり(岬)に思い入れは強い方だけれど、能町さんがこんなに北志向とはびっくり。アイスランドからグリーンランドにも参戦とはすばらしい。

  • 北感というのはなんとなくわかる。ルーツを探しにいきたくなるのも、なんとなくわかる。

  • 北海道や東北のゆるい旅行記。
    さして予定もたてず行ってしまう感じが良い。

    寂しい感じの北の街をフラフラと、観光地なんかろくにいかずに歩き回る。喫茶店でお茶したり。
    楽しそうなのに静かでちょっと寂しい感じが、また良い。

    海外だと、わたしはやっぱり事前にちゃんと調べたくなる。でも国内だと、あまりなにも調べずに突発的に行けちゃう。「また来れるから」というのが大きいのかな。

    わたしの場合の津軽や静岡や岐阜みたいな、似たような旅をしているのを読むのも面白かった。

  • 寂しいところが苦手なので共感ゼロなんだが、本人のうれしさが伝わってきて、読まされる。
    千葉雄大くんがこっち側って、うれし。

  • 【現実逃避で安らぎで、ルーツを探る旅。それが「逃北」です。】たまの休暇も誕生日も、会社を辞めると決めた日も、北へ旅に出た。自らを探した「逃北」エッセイ。巻末に千葉雄大との特別対談収録。

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著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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