犯罪者 上 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 面白かったー!!!!!
    ところどころ文章に違和感を覚えることがあったけど、それを気にさせないぐらいの面白いストーリー!謎の魅力も文句なしだし、その謎がだんだんと解けていくのも良いし、本当によかった!

  • 夜中の3時まで読み続けてしまった…

    謎の9割ぐらい解明してる気がするけど
    下巻はどんなかんじなんだろうか

    ちょっとたまーにくどいかな

  • 修司の生死を分けた無差別通り魔殺人事件から、
    味方と思われるフレームレスの正体は?
    フーズと政界との癒着と隠蔽とか
    真崎省吾の生死は?!
    メルトフェイス症候群という恐ろしい奇病もインパクト大。

    息つく島もないほどの展開にワクワクドキドキが止まらん。

  • ページターナー!

  • えー、どういうこと?!と、
    いろんな事件がつながっていく。

  • 本格派というのが相応しい
    DV描写がリアル

  • 長めで登場人物も多いけど楽しくどんどん読み進められる。

  • 好きすぎて再読。
    本来上下巻ものは長さにダレてしまい苦手です。
    本作も所々冗長に感じる部分はあるのですが、丁寧に語られる登場人物の背景や心理によって、この複雑な物語に重厚な真実味が増すように感じます。

    巨悪と戦う無力な人間たちが最後まで信じた正義。
    その人間たちだって、聖人君子なわけじゃない。
    それでも正義は完璧な善人だけのものじゃない。
    過去に残した汚点を抱えながらも自分が信じる道に進むのは、自分の矮小な部分と向き合い続けないとできない芸当です。
    悔やみきれない過去を言い訳に現実から目を逸らしたくなる瞬間、もう楽になりたい、逃げ出したいと思うことは少なくないでしょう。
    修司をはじめとする反体制側は、そんな葛藤と戦いながらそれぞれの立場で最大限の正義を貫きます。

    また乳児を襲う奇病メルトフェイス症候群は、架空の病だと承知の上でもその恐ろしさに心が痛くなります。
    患児に対する他人の冷たい姿勢もリアルです。
    この気持ちを救ってくれたのがカメラマンの服部でした。
    この作品の良心であり、最後までいい仕事をしてくれます。
    通り魔事件についても、心の通った取材で被害者や残された遺族たちの心情、これからも続いていく生活のことなど当事者に寄り添った報道がなされます。
    罪を暴いて犯人が捕まれば終わりじゃない。
    幾人にも伝播した真崎の思いもそこにありました。
    犯罪被害者は犯人が捕まった後も犯罪被害者のまま生きていかなければならない。
    犯人が何年実刑を食らおうが死刑になろうが害を被る前には戻れないのです。
    奪われたものを取り返すことはできません。
    フィクションとしてのミステリを読んでいると見落としてしまいがちなこの事実を本作で痛感しました。

    魅力的な登場人物たち、どう絡むか予想が難しい事件の連続、切れ者の悪人たちとの騙し合い、それぞれの人間性が伝わる厚みのある心理描写で再読でも新しく得るものが多い作品でした。

  • 面白い。
    凸凹3人トリオのコンビネーション良すぎる。
    あと修司のポテンシャル高すぎる。
    何回生き延びるんだお前は。

  • スピーディーな展開であっという間に読み終わった。なぜ通り魔事件を起こしたのか、お金を置いた場所の理由が後からわかり、伏線が繋がった感じがあった。後半は少し、展開がくどくなった気がしたので4

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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