知られざるステルスの技術 現代の航空戦で勝敗の鍵を握る不可視化テクノロジーの秘密 (サイエンス・アイ新書) [Kindle]
- SBクリエイティブ (2016年12月15日発売)
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感想・レビュー・書評
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自衛隊のX-2をツカミに、ステルス機全般の解説。
ステルス機の基本は一通り分かるが、些細なミスが多く、編集部が仕事をちゃんとしているのか気になる。
技術的なところでは、DSIが超音速用みたいな説明になっているが、亜音速でも効果がある。ダイバータレスインテークとあるだけにダイバータに関する重量と電波の反射源をなくせるのが第一のメリット。インテークのハンプが境界層を上下に押し分け、インテークに入るのを防ぐ。
超音速ではハンプで弾かれた空気を前進角を持ったインテークが受け止めることで効率の悪化を防ぐ。DSIの「S」はこれだけの話。
F-22がダイバータありのインテークなのはマッハ2を狙ったというのではなく、開発時にダイバータレスインテークは非現実的として採用が検討されなかったから。F-35の開発時はコンピュータが進歩して数値解析で効果を確認できた。なので、F-22と同等の戦闘機を開発するならやはりDSIになるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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