86―エイティシックス― (電撃文庫) [Kindle]

著者 :
制作 : I-IV 
  • KADOKAWA
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感想 : 15
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感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。あれっと思ったザラツキはあったのだけど、最後まで読むと解決しておりますね。登場人物の状況に対する行動の「なぜ」が説明されずにしばらく進みます。疑問に思うキャラがいれば、読み手の疑問とリンクできたかなーとは思いますが、分量的な理由で削ったのかもしれませぬ。主人公の乗るジャガーノートという戦闘マシン。57ミリ砲で装甲薄くて、155ミリ砲の爆風でも壊れるって、チハじゃないか!とか、ああこれは元ネタこれやねという感じの面白さもあります。
    章のタイトルとか。

    読み終わって気になったのは、主人公側の共和国の頭の悪さですかね――。そこに説明とか合理性を入れると公募の分量を超えてしまったのかなと思います。こうすればいいのになーというのは、あるのですが、この物語はいろいろな要素てんこ盛りで、それをよくまとめたと思います。

    【ネタバレ】

    無人機と宣伝しているマシンを国民向けだけにしないで、実際に指揮する軍の方でもリンクして会話しているのは、精巧なAIであると説明しておくとどうだっただろうか。政治と軍を切り離した方が元ネタの国っぽいなーと思ったのです。

  • Audibleで視聴設定からなにから自分の好みにあった作品で、もっと早く読んでおけばと思った。救いのなさや、こうであってほしいところやすべての展開がとても良かった。ぜひ小説でも読んでみたいので、続編は小説で楽しもうかな。Audibleも声優の演技が良くて、これはこれですごく楽しめた。

  • 面白かった!
    こういうのほんと大好物です.
    トッポみたいに最初から最後まで面白かった.

    推すのです.

  • アニメを見て続きが気になりはまっています。

  • 主人公とヒロインが出会わないまま物語が進行していく過程が面白い。
    シンとレイの兄弟のすれ違いにはハラハラしました。最後に兄が弟に本当に伝えたかった言葉を伝えることができて良かった。

  • 大国が作った自律起動兵器に追い込まれた中、現実逃避をする白ブタたちに豚と呼ばれ、無人機のパーツとして使いつぶされるディストピア。
    性能差で考えれば、どうやったって勝てるわけのない量産機で戦野を駆り、異常なまでの撃墜数を誇る主人公。
    主人公たちが置かれた状況の悲惨さと、それを表に出さないカッコよさ。
    「人間であること」を誇りとする彼らの軌跡が、鮮やかに描かれている。
    絶対的な不利の中、主人公たちはどうやって状況をひっくり返すのか。
    エピローグまで読んで、これから続きを読むワクワクが止まりません。

  • 『ブラックブレッド』とか『エスケエプスピイド』とかの
    電撃文庫らしさある破綻未来バトルものではあるが
    主軸となる筋書きが
    「主人公が悲惨な境遇のヒロインたちを熱意で助ける」という
    一回り昔の懐かしさあるもので
    『禁書』と同じなのに
    異世界安住の周囲のおかげか
    なぜかむしろ目新しさを感じるのが売りか
    舞台設定が新人賞受賞課題作だけに中途半端にリアリティがあり
    (一致団結して統制とれた85のみなさんの決断力こと行動力は世界史上破格だが)
    それをどう綱渡りするかのはらはら感が今巻最大の売りなので
    次巻以降どうなるか不安である
    『アクセルワールド』や『ノーゲームノーライフ』のような安定感には及ばないものの
    久しぶりに先ゆき期待できる程度の作品

  • 無人の機械兵器(レギオン)に対抗すべく、投入された共和国の無人兵器(ジャガーノート)の戦争の話。
    しかし、実は共和国の無人兵器は人間としての権利を奪われた物が乗っている有人と言う名の無人兵器だった。
    発想がエグい。戦争もので尚且つラノベで久しぶりに、気持ちがどんよりする作品だった。
    それだけに、死と生が紙一重で描かれていて良かった。

  • このライトノベルがすごい!新作1位&総合2位

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著者プロフィール

第23回電撃小説大賞《大賞》を受賞し、受賞作『86‐エイティシックス‐』でデビュー。陸戦専用・高機動型・できれば多脚のメカを偏愛。スペックが化物なワンオフ機よりも量産機や旧世代機、ステータス一点張りの欠陥機を愛する。

「2023年 『86―エイティシックス―Ep.12 ねんどろいどヴラディレーナ・ミリーゼ ブラッディレジーナVer.付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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