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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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映画見て気になって読んだ
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面白かった。太宰治の作品と人生を「女性」から読み解く本。太宰治の作品は「太宰治」という作家を含めた世界そのもの。人生を含めて、その全てが作品で、そうして彼は壊れていったんだなあ。
太宰は間違いなくダメ人間で、ダメンズで、すごく弱くて、でも優しくて魅力的な人だったと思うんだよね…。
鉄面皮の「鉄子」と「さっちゃん」タイプに分けて語る女性論は、男の人の意見だなあとは思いつつも共感できることが多かった。
奥さんの書いた「正史」と、富江の残した「裏歴史」、そして斜陽日記。
太宰治を取り巻く女性達とその生き方が太宰治という作家を形作ったのかもしれないと思った。
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