Dr.Hack (Lifehack Lightnovel) [Kindle]

著者 :
  • 倉下忠憲
3.63
  • (1)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (201ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小説形式のタスク管理入門
    扱っているのはタスク管理の初歩といったところだが(と言いつつ私自身は全く出来ていない…)、身につまされるようなエピソードが散りばめられている。
    小説形式のなので非常に読み進めやすい。

  • Unlimitedで読めたので読んでみた。

    Lifehack小説ということで、最近は僕自身がLifehackに対して斜に構えるようになってきたので、それほど期待せずに読んでみた。

    すごく読みやすい。小説としての深みがない、キャラに魅力がない、全体的にトーンが軽い、ということで、読み返すようなこともなくスムーズに読めるからだと思うのだけど。

    それほど期待していなかっただけに、内容は思っていたより良かった。期待以上、と言えるだろう。

    僕が意識的にも無意識的にもやっていることが言語化されていたり、新たな気付きがあったり。
    『自分の記憶力を過信しないこと』なんてのは、まさに僕にピッタリ。だから僕はリマインダーを可能な限りフル活用してるし、まだまだ足りないと思ってる。

    チェックリストの行も、僕が普段考えていることと近しい。僕はまだまだ出来ていないので、新たな気付きや意識を強めることに繋がった。

    この中には確かに仕事を進める上でのヒントは種々記されている。この辺りを応用することが重要だよね。

    問題は、小説としては面白くない、という点か。小説のほうが伝えやすい、というのはあるのだろうけど。多分、ビジネス書や自己啓発本として作ったほうが、より多くの内容を載せられただろうし、もっと中身は濃くなった気がする。が、その分リーチ率は低くなったかなぁ、というふうにも思う。そう考えると、この形式は(たとえ面白くなくても)適切だったのかな。

    もう一つの問題は、この本を面白い、気付きがあった、と高く評価する人は、おそらく本質的にはこの本を読む必要がない人。で、本質的にこの本を読んで自分の血肉にしていったほうが良い人達は、本書を読んでも「つまらない」とか「具体論がないから意味ない」「俺には合わない」とかって判断を下すだろうと思う。その辺が、この手の本の難しいところだと思う。

    もちろん、ここに書いてあることを既にやっていて常に意識しているがゆえに「内容には首肯するけど得るものはなかったな」と判断する人もいるだろうけど。

    そういう意味でも、ライトな小説にして深みを出さなかったのは良い判断だったのかもしれない。

    ところで、Lifehackってこういうことだっけ?そもそもLifehackの定義がよく分かってないと言うか、定まっていない気がするんだけど。Buzzwordだよね。
    そんなことを気にしていてもしゃあないだろうけどね。

  • 面白かったです。リマインダーやチェックリスト、タスクリストを試行錯誤してきた人なら膝を打つ金言が散りばめられています。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

●倉下 忠憲(くらした・ただのり)
1980年、京都生まれ。ブログ「R-style」「コンビニブログ」主宰。24時間仕事が動き続けているコンビニ業界で働きながら、マネジメントや効率よい仕事のやり方・時間管理・タスク管理についての研究を実地的に進める。現在はブログや有料メルマガを運営するフリーランスのライター兼コンビニアドバイザー。著書に『EVERNOTE「超」仕事術』『クラウド時代のハイブリッド手帳術』(共にC&R研究所刊)、『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』(ソシム)などがある。TwitterのIDは"rashita2"。
・ブログ「R-style」
https://rashita.net/blog/
・ブログ「コンビニブログ」
http://rashita.jugem.jp/

「2022年 『目にやさしい大活字 Scrapbox情報整理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉下忠憲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×